出版社内容情報
現代人の2人に1人は,日ごろから何らかのストレスをかかえているといわれています。とくに昨今のコロナ禍で,私たちの日常は大きく変化し,感染や経済的な不安といったさまざまなストレスは,私たちの心身に大きな影響をあたえました。
人がストレスを感じると,真っ先に反応するのが自律神経です。自律神経とは,私たちの生命活動を維持するための体のしくみの一つです。たとえば,脳の機能が停止しても,自律神経がはたらくことで内臓の機能が保たれ,身体は生き続けることができるのです。ですから,何らかのストレスを受けると,自律神経のはたらきが乱れ,そのために心身にさまざまな不調があらわれてしまうのです。
本書では,ストレスと自律神経のしくみや相互のかかわりについて,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を読み,心身を健康に保つヒントにしてください。お楽しみに!
内容説明
先生、自律神経って何なのですか?自律神経は、「闘争」と「休息」のバランスを制御しているんですよ!はじめて学ぶ人でも、どんどん楽しく読める!知識ゼロから読める超入門書!
目次
0時間目 ストレスと現代社会(ストレスを生き抜く体のしくみ)
1時間目 ストレスとは何か(ストレスはなぜ発生する?;ストレスを感知するのは脳!)
2時間目 自律神経とは何か(自律神経のメカニズム;自律神経はどうやってはたらく?)
3時間目 ストレスと病気(ストレスが引きおこす心身の不調;自律神経失調症ってどんな病気?)
4時間目 心と体を整えよう(医療機関でおこなわれる治療方法;ストレスに負けない!セルフケアのススメ)
著者等紹介
滝沢龍[タキザワリュウ]
東京大学大学院教育学研究科准教授。医師・医学博士。神奈川県横浜市生まれ。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。専門は精神神経科学。研究テーマは、神経生理学、臨床精神医学、臨床心理学、メンタルヘルスなど、多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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