出版社内容情報
宇宙よりも未解明な部分が多いといわれているのが,「深海」です。冷たく水圧が高い暗闇の深海では,表層とは見た目も構造もちがう,不思議な生き物が生息しています。本書ではその深海の生物や,深海を探ろうとする人類の挑戦について,詳しく紹介しています。
深海だけでなく,魚やイカ・タコ,ペンギン,クジラといった食卓や水族館などでおなじみの生き物を,たっぷりの図や写真で紹介します。また,海の水の量や海流の流れなど基本的なデータ,海が気候など地球環境に影響するしくみなども解説しています。さらに海底に眠る,メタンハイドレートなどの資源についてもみていきます。
身近でありながら,全貌は謎につつまれている海。そのさまざまな顔を,ぜひ楽しんでください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
41
新刊コーナーより。Newtonらしいイラスト満載で大満足。「海」であっても宇宙的視点がきちんと入っているところもNewtonらしい!「太陽系の多くの惑星に水がある可能性」とか、「小惑星は太陽系初期の情報が入った化石だ」、「地球を厚さで見たら海は卵の殻より薄い」とか。こういう海洋生物学者からはあまり聞かない視点って面白いなあ。去年の悲惨な事故・タイタン号の考察は娘と興味深く読みました。ワンマン経営は雑誌とかは笑えるけれど、観光船とかでは勘弁してほしい…。2024/02/13
kaz
1
中高校生向けかとは思うが、大人が読んでも面白い。図書館の内容紹介は『深海の生物や深海を探る人類の挑戦、食卓や水族館でおなじみの生き物、海の水の量や海流の流れといった基本的なデータ、地球環境に影響するしくみ、海底に眠る資源…。地球の7割を占める海を、いろいろな角度から紹介する』。 2024/03/05