出版社内容情報
今,世界はかつてない高齢化社会をむかえようとしています。日本も2025年には,65歳以上の高齢者が総人口に占める割合が30%に達すると予測されています。
年齢を重ねる中で,70歳という年齢は,本格的に体の衰えを感じる年代だといわれています。日本人の平均寿命は80歳をこえていますが,健康で自立して生活できる期間を意味する「健康寿命」は男女それぞれ72歳と75歳です。70歳は,一つのターニングポイントといえるでしょう。一方で,心は不思議な変化を見せることがあります。体が衰えていくにもかかわらず,高齢者が感じる幸福度は決して低くないようです。
本書では,老化による体と心の変化のしくみや,老化との向き合い方,そして老化への対策まで,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を読み,高齢期を健やかに過ごすヒントにしてください。お楽しみに!
内容説明
老化のしくみを理解すれば健康に長生きすることができますよ。知識ゼロから読める超入門書!
目次
1時間目 “老いる”ってどういうこと?(70歳は老化の転機;老いてゆく体と心)
2時間目 “老化と長寿”のメカニズム(老化と遺伝子)
3時間目 “健康に老いる”ために(検査数値で老いの徴候をキャッチ!;老いとともに変わりゆく心;老いを楽しもう!)
4時間目 進化する老化研究(“不老不死”は実現する!?)
著者等紹介
飯島勝矢[イイジマカツヤ]
東京大学高齢社会総合研究機構機構長、未来ビジョン研究センター教授。理学博士。1965年、千葉県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。米国スタンフォード大学医学部研究員。専門は老年医学、ジェロントロジー(総合老年学)。健康長寿実現に向けた超高齢社会のまちづくり、地域包括ケアシステム構築、フレイル予防研究、生きがい研究、在宅医療介護連携推進、および多職種連携教育に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun Kanata
まぁり