出版社内容情報
70歳という年齢は,多くの人が本格的に体の機能の衰えを実感しはじめる年齢です。歳を重ねるごとに身体機能は衰えていきますが,それに反して,高齢者自身が感じている「主観的な幸福度」はけっして低くないといいます。
現在,老化現象のしくみや,110歳以上生きる人たち(スーパーセンチナリアン)の長寿の生活習慣などの研究が進み,老いがもたらす心理的な変化も明らかになりつつあります。そして,「老い」に対する有効な対策が得られつつあります。
老いは誰にでも訪れるものです。体が衰えるしくみや心の変化,老化を遅らせる運動や食事などを紹介する本書で,あなた自身や家族の老いについての理解が深めていただければ幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K1
12
健康寿命延伸のためのー栄養バランスのとれた腹8分目(肥満と高血圧は×)、歯磨き(歯周病こわい)、適度な運動(有酸素運動と無酸素運動でフレイル予防)、健康診断の数値チェック・・・ふぅ、こんなところかしら。2023/11/05
Yodo
6
「70歳の身体機能は,20年前より5〜10歳若返っている」という事なので、70歳に成らないと60歳定年の気持ちは分からないということか、というのが一番の勉強になった所。字は少ないので大人(老人)に読んでもらえばよい絵本。自分は健康寿命を過ぎた事を感じたら死のうかと思っている。まだ先の話ではあるけど。2024/06/02
kaz
1
老いのメカニズムや対応策に関する最近の研究結果等をわかりやすく説明してくれる。図書館の内容紹介は『誰にでも訪れる「老い」。加齢にともなって体が衰えるしくみや心の変化、老化を遅らせる運動や食事、老化に対抗するための最新研究などをわかりやすく紹介する。「Newton」掲載を書籍化』。 2024/03/16