出版社内容情報
中学・高校で学ぶ数学は内容がむずかしく,挫折を経験した人も多いのではないでしょうか。複雑な公式をいくつも覚えなくてはならず「いったいこれらの何が役に立つんだ!」と感じることもあったでしょう。
しかし実は,中学・高校で学ぶ数学は,私たちの日常に深く関係するものが多く,とても役に立つのです。たとえば,資産の運用には「数列」が,感染症の感染者数の予測には「指数関数」が必要です。また,テレビゲームにも「ベクトル」と「行列」が関係しています。そして,「微分積分」「三角関数」は,自然界のしくみを解き明かす物理学にとっては必要不可欠なものです。
本書では,中高数学では何を学ぶのか,そしてそれらが社会でどのように役立つのかについて,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を読み,中高数学の面白さにあらためて触れてみてください。お楽しみに!
目次
0時間目 中学・高校の数学では何を学ぶのか(中学・高校の「数学」って何の役に立つの?)
1時間目 中高数学に登場するいろいろな「数」(「数」を理解しよう;計算に役立つ「数」の仲間たち)
2時間目 数を入れて答えを予測「関数」(巨大な数はおまかせ!指数関数&対数関数;高校数学の重要単元「三角関数」)
3時間目 ものごとの変化を予測「微分積分」(微分をつかえば変化のようすがわかる!;「微分積分」を使いこなそう)
4時間目 ものごとには法則がある「確率と統計」(ものごとのおこりやすさの数値「確率」;データを正しく読む「統計」)
著者等紹介
山本昌宏[ヤマモトマサヒロ]
東京大学大学院数理科学研究科教授。理学博士。1958年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。専門は応用解析で、研究テーマは、偏微分方程式の逆問題の数学解析、非整数階偏微分方程式論、産業数学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
-
理系本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうぴょん
Eri
HiMAT
ふう