絵と図でよくわかる哲学のせかい―科学を生み、発展させた人類の知の結晶

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絵と図でよくわかる哲学のせかい―科学を生み、発展させた人類の知の結晶

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784315527216
  • NDC分類 102
  • Cコード C0010

出版社内容情報

哲学は,人類が2500年以上にわたってつくりあげてきた“知の結晶”です。
そのはじまりは,自然現象への素朴な疑問でした。

実は,私たちが「科学」とよんでいる学問は,
かつて「哲学」に含まれていました。
あのピタゴラスやニュートンも,現役時代は哲学者だったのです。

この本では,古代から現代にいたるまでの哲学の歴史を,
科学とのつながりに注目しながらやさしく紹介していきます。

また,哲学は科学が発展した現代でも進化をつづけています。
コロナ政策,プライバシー,オンラインコミュニケーションなど,
現代にこそ考えておくべき哲学的な問題も取りあげています。

奥深い哲学の世界をどうぞお楽しみください!

内容説明

AIと人間のちがいとは何か。今こそ知っておくべき哲学的な思考力・想像力。

目次

プロローグ(哲学で考えられてきた四つのテーマ;科学と哲学のちがいは?哲学のフローチャート)
1 哲学のはじまり 古代ギリシャ時代(自然現象への「おどろき」から哲学ははじまった;“神様のせい”では納得できなくなった;最古の哲学者は万物の根源を水だと考えた;「観察」にもとづいて「本質」にせまる;顕微鏡のない時代に「原子」が考えられた;ピタゴラスは美しい「数」を崇拝した;ソクラテスが説いた「無知の知」とは;“科学の原型”は偉大な哲学者から生まれた)
2 哲学は科学のタネ 13世紀~17世紀ごろ(イスラムから逆輸入されたアリストテレスの哲学;神学と哲学を“かみそり”で切りはなす;科学と哲学の分離が科学を発展させた;「観察」と「実験」の重要性を説いたベーコン;ガリレオは「思考実験」で地動説を説明した;世界はほんとうに存在するといえるのか;未来はすべて決まっているのかもしれない;バナナを見て「バナナ」だとわかるのはなぜか;哲学と科学に名を残した先駆者たち)
3 哲学はこうして発展した 18世紀~20世紀ごろ(見たりさわったりできない物は存在しない;原因と結果はどこまで必然なのか;ある現象の原因を逆算して考える;私たちの認識が秩序だった世界をつくる;世界は進歩しているという世界観;進歩思想が進化論にも影響をあたえた;一般相対性理論のヒントになった原理;物理学と心理学は表裏一体?;哲学の常識をかえたフロイトの思想;当たり前を証明することはむずかしい;カラスのことを調べないで、カラスがわかるのか?;科学の対象をどこまで広げるべきか;ニーチェが語る「神は死んだ」の意味するもの;ネコの生死は、いつ確定するのか?;科学の大転換「パラダイム・シフト」)
4 これからの時代に必要な現代哲学 科学と倫理 デジタル社会(各分野の研究者が哲学も発展させた;ゲノム編集ベビーは許されるか;人工呼吸器の優先順位はどう考えるのがよい?;外出制限やワクチン接種は強制してよいのか;薬の開発のために動物実験をしてもよいのか;外来種を駆除することは正しいといえるか;便利さとひきかえにプライバシーを失う?;オンラインでのコミュニケーション能力;ヒトの脳とコンピューターのしくみは同じ?;AIに「責任」はとれるのか;AIの進化で人間との区別がつかなくなる?;他人の行動を予測できるのはなぜか;現代哲学マップをながめてみよう)
5 哲学に親しむ7つの思考実験(AIは人間の言葉を理解しているのか?;「経験」することの価値とは何だろうか?;自分の「痛み」が伝わらないのはなぜ?;何かを「知っている」といえる条件とは?;自分が自分であることはどう証明する?;使う言葉がちがえば、見えている世界もちがう?;部品がすべて入れかわった船は、別の船?)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朗読者

22
そんな見方もあるんだ。そんな見方もあるよね。この哲学の本は、全部そんな話だった。哲学の誕生は、分からないことを全部神様の仕業と考えることを理性が拒み始めてからっていう説明は面白かった。カミナリを見て、なぜだと考える。モノが落ちるのを見て、なぜだと考える。確かにそんなところから哲学は始まったという気がする。2025/06/02

to boy

12
古代から20世紀初頭までの説明は簡素でわかりやすかった。後半の現代哲学の所はちょっと哲学から離れてしまったように感じた。AIを殊更意識し過ぎているように思えた。2023/09/13

アルカリオン

9
p37 古代ギリシャで発展した哲学はおよそ千年もの間、欧州で不遇の時代を送った。キリスト教の普及とともに哲学は重視されなくなり、自然観察の重要性を唱えたアリストテレスの哲学は原型をほぼ失った▼ところがイスラムでは古代ギリシャ哲学に関する書物がアラビア語に翻訳され脈々と受け継がれていた。そして11世紀末からの十字軍遠征でイスラムと欧州が交わったことにより古代ギリシャ哲学の原型が欧州に再流入した。欧州に最も影響を与えたイスラムの哲学者はイブン・ルシュド。欧州ではラテン名の「アヴェロエス」としても知られている。2024/07/11

アルカリオン

8
p92 20世紀中ごろまで科学の歴史は「連続的な進歩」だと考えられていたが、トーマス・クーン(1922-1996)は異を唱えた。天動説から地動説、ニュートン力学から相対性理論への転換がみられたように、科学の歴史は「断続的な転換」であると考えたのだ。クーンはこの考えを「パラダイム・シフト」と呼び、パズルに例えて説明した。2024/07/15

月と星

2
★★★★★哲学はいろいろな分野に通じている,のが分かった。,無知の知,オッカムのかみそり,コギトエルゴスム,ヘンペルのカラス,神は死んだ,シュレーディンガーのネコ,パラダイムシフト,クリティカルシンキング,テセウスの船。2023/10/26

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