出版社内容情報
思考の偏りや,考え方のクセなどと説明されている「認知バイアス」を解説しています。災害時に「まだ大丈夫」と思いこんでしまう命にかかわるバイアスや,近年話題の「同調圧力」などを具体的な事例や豊富なビジュアルでわかりやすく紹介しています。誰にでも存在する認知バイアスが生活にどのように影響するのかを知ることができ,バイアスと上手につきあい合理的な判断をするにはどうすればよいのかがわかる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
16
Newtonの別冊シリーズ面白いよな。ありとあらゆる人間にかかっている呪いであるバイアスについて。みな自分自身は公平に客観的に思考を積み重ねそれに基づき行動していると思い込んでいるけれど、そんなものはバイアスがかかりまくり歪んだ公平さだということをまず自覚しなければならない。先入観、偏見、思いこみ。どんな人間であろうと絶対にそうした歪みに影響されている。それは仕方ないのだけれど、知識としてそうした在り方を踏まえておきさえすれば、致命的な暴走の前に立ち止まれるのかもしれない。2023/11/20
そ吉
5
認知バイアスの様々な理論をコンパクトに纏めたムック本。 短い文章で、わかりやすい事例のイラストは理解の促進となる。 ★★★☆☆2023/06/09
kaz
2
思考の偏りや考え方のクセである認知バイアスについて詳しく解説。「正常性バイアス」や「同調圧力」などは、場合によっては命にかかわる。これらをマスターできれば、思い込みや偏見のない合理的な判断へつなげることができるはずだが、既知だったはずの問題も、解法を忘れている自分が情けない。本そのものは、ビジュアルがわかりやすい。2024/02/15
ニックネーム
1
興味ある分野。なるほど。2025/06/14
よし
1
面白かった。認知バイアスとは、思考の偏りや考え方のクセのこと。「知覚と認識、現状維持と記憶、判断と行動、人間関係、集団、数にまつわる」バイアス。さまざまな例が提示されて、頭が柔らかになっていく思いだった。2024/10/11