内容説明
先入観や思いこみがあなたの行動をあやつっている具体例でわかる心のしくみ。
目次
1 「心理学」って何だろう(心理学とは、人の心を科学的に理解する学問;心理テストと心理学は別のもの;心理学は、データの収集にはじまる;19世紀に行われた、世界初の心理実験;「パブロフの犬」と「アルバート坊や」の実験;心のはたらきは「環境全体」から生まれる;心理学にはさまざまな分野がある;心理テストや占いが当たる」と感じる理由)
2 性格と心の成長の心理学(人の性格をあらわす五つの特性;性格の30~50%は遺伝でつくられる;性格を分類する方法とは?;他人のせいにする人、自分のせいにする人;性格はさまざまな方法で調べられる;性格は変えられるか?;いいわけをつくる心理;人は生まれながらにコミュニケーション能力をもつ;人生には八つの発達段階がある;心の発達は大人になってもつづく;「自分とは何か」思い悩む思春期;なりたい自分になる!欲求のピラミッド;日本人は匿名でSNSを利用しがち)
3 人間関係の心理学(思わずまわりに合わせてしまうのは、なぜ?;エスカレーターでわかる、まわりに合わせる心理;他人の意見で色の判断が変わることも!;人数が多いときほど、手抜きがおきやすい;話し合いは高リスクな決断を生みだす?;「見て見ぬふり」はなぜおきる?;人数が多いと、パニックがおきやすい;仲間の結束を強める心理;自分とまわりとの関係性をすばやく把握する心理;脳は簡単にだまされてしまう!;悪徳商法の巧妙なテクニックとは;「チャンスは今だけ」にあやつられる心理;うわさの広まりやすさを示す法則;無実の容疑者が自白する心理とは;たくさん見ると好きになる;「怖い!」が恋のドキドキにすりかわる?他人への共感にかかわる脳細胞)
4 損得勘定の心理学(損得の判断は、状況によって変わる;その特売品はほんとうにお得?;確実にもうけるか?賭けにいどむか?;人はみな「損をしたくない!」;数が少ないと魅力的に感じる;割り勘にすると、みんなが損をする?ダイエット中はケーキの価値が上がる;売場に「半端な値段」が多い理由;中間の値段が選ばれる「松竹梅の法則」;人は無意識に自分を正当化する;使ったお金がもったいなくて抜けだせない)
5 記憶の心理学(知覚や認知のしくみを研究する「実験心理学」;感覚や認知はどのように生まれるのか?;記憶にはさまざまな種類がある;記憶はどのように思いだされるのか?;人の記憶は、思ったよりもあてにならない;記憶をゆがめる「事後の情報」;顔は、位置関係で記憶している;強い恐怖を感じると、記憶力は低下する;感情的な記憶にかかわる“古い脳”;鮮明な記憶がまちがっていることも!;まちがった記憶にも意味がある;効率的に記憶を維持する方法)
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