出版社内容情報
近年,「大人の発達障害」が話題になっています。発達障害には大きく分けて, 自閉スペクトラム症(ASD),注意欠如多動症(ADHD),学習障害(LD)の三つがあります。これら三つの発達障害の特性は,複雑に重なり合い,症状が併発している場合も多くあります。発達障害は,個人によって症状のあらわれ方は千差万別で,発症にいたる直接的な原因はいまだよくわからないとされています。自閉スペクトラム症については,確立された治療薬も存在していません。
しかし,本人と周りが,それぞれの特性を理解すれば,特性に合わせて環境を調整することが可能になります。 本書では,注目が集まる発達障害について,最新の脳科学の研究成果や知見,最新の行動心理学からその真相に迫っていきます。ぜひご覧ください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
16
発達障害者にとっては覚えやすいのかもしれないが写真が文章の倍ぐらいの量。しかも「環境調整」の項の写真がドレスの仮縫いみたいな写真、確かに調整だろうけれど…?科学的理解に興味がない私にはあまり…。2022/12/24
Hontoのキモチ
5
前半から中盤までは面白かったが、後半で「具体的対応策」を精神科医が示し始めたところで一気に冷めてしまった。いろいろ助言が書かれているが、どれもしっくりこない。2024/08/12
月と星
2
★★★イラストや写真が多く,イメージしやすく読みやすい。2023/03/31
luckyair
2
比較的よくまとまっているが、脳の構造によるものであるADHDやASDは、本人が気を付けられるレベルとそうでないものがあると分かった。例えばADHDの人に対して、忘れっぽいとか片付けが苦手ということを、誰だってそうだよという共感?には、でもそれを理由にしてるだけではダメなんじゃない?というレベルの人もいる。生きづらさを抱えている人に対しては、周囲に見えない分、積極的なサポートが必要。そのあたりの言及は乏しかった。伝える側にも責任があるというのが正論になっているところに、まだ社会的な知識不足があるのでは。★★2023/01/29
cochon_voyage
1
ペラペラペラ…眺めただけの本2023/04/06