出版社内容情報
M・スーザン・リンディー[エム スーザン リンディー]
著・文・その他
河村 豊[カワムラユタカ]
監修
小川浩一[オガワコウイチ]
翻訳
内容説明
人類を進歩させてきた科学技術がなぜ戦争に利用され、世界に危機をもたらすのか?大量の犠牲者を生む兵器を開発した科学者の功罪とは?本書は銃から化学兵器、そして原子爆弾に至るまで、兵器の発展を追い、軍事転用された科学技術の背景を探ります。また、戦争と科学との関係を検証し、真理を追究するはずの科学者がなぜ、兵器開発という暴力の代理人となってしまうのか、戦史から紐解いていきます。戦争という悲劇を防ぐために、科学はどうあるべきか?過去の惨禍を教訓とするために必読の1冊です。
目次
第1章 銃を持つ
第2章 大量生産の論理
第3章 塹壕、戦車、化学兵器
第4章 動員
第5章 忘れがたき炎
第6章 身体という戦場
第7章 心という戦場
第8章 ブルーマーブル
第9章 隠れたカリキュラム
終章 理性、恐怖、大混乱
著者等紹介
リンディー,M・スーザン[リンディー,Mスーザン] [Lindee,M.Susan]
ペンシルベニア大学科学史・科学社会学教授。2004年、グッゲンハイム・フェロー
河村豊[カワムラユタカ]
東京工業高等専門学校名誉教授。1956年、東京都生まれ。東京工業大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専門は科学史、科学技術史。太平洋戦争中の日本における科学者動員などを主要な研究テーマとしている
小川浩一[オガワコウイチ]
1964年、京都市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。英語とフランス語の翻訳を児童書から専門書まで幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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