出版社内容情報
ニュートン編集部[ニュートンヘンシュウブ]
著・文・その他/編集
内容説明
量子論は、原子や電子、光といった、いわば“自然界の主役”にせまる理論です。「相対性理論」と並ぶ、現代物理学において最も重要で、最も基礎となっている理論の一つです。私たちは、いたるところで量子論の恩恵を受けています。たとえば、パソコンやスマートフォンの誕生には、量子論が深くかかわりました。量子論がなければ、今の情報化社会は訪れなかったのです。量子論は、あのアインシュタインでさえ生涯悩みぬいたといわれるような、不思議な現象があらわれます。「物の存在」について、私たちの常識をくつがえしてしまったのです。本書は、そんな量子論の核心部分を、基礎からやさしく解説していきます。
目次
1 「量子論」とは何だろう(量子論は、ミクロな世界の物理法則;ミクロな世界とマクロな世界 ほか)
2 波と粒子の性質をあわせもつ不思議(電子や光は、波でも粒子でもある;波とは、どのようなものだろうか? ほか)
3 量子論の最重要点「状態の共存」とは(一つの電子は、箱の左右に共存できる;電子の波としての性質が明らかに! ほか)
4 量子論でみる自然界の謎(物理学と化学の橋渡しをした量子論;量子論は、周期表の意味を明らかにした ほか)
5 量子論を応用した最新技術(量子論を基礎にした、とびきり正確な「原子時計」;「レーザー」は量子論のたまもの ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうたろ
1
<この本を読んで得たもの>
量子論の全体像について、大まかに理解できたように感じた <次の行動>
超ひも理論やカオス理論について、今回得た知識をもとにさらに掘り下げて学びたい <感想>
図が多く、視覚的に理解しやすい工夫がされていて、とても見やすく分かりやすい本でした。例えば、原子のサイズを「地球対ビー玉」に例えるような比喩表現が印象的で、スケール感を実感しやすかったです。また、量子論でわかること・わからないことなど、読者が知りたいと感じるポイントが整理されており、適切な情報量で配置されていると感じます。2024/11/29
kousuke
0
面白かったが難しくて全部は理解できなかった。とても『14歳からの』ではないと思う。2024/01/11