内容説明
知識ゼロから読める超入門書!
目次
0時間目 イントロダクション(相対性理論って何?)
1時間目 相対性理論の土台、光についての大発見(光の正体の探求;光の速度は、だれから見ても変わらない!)
2時間目 時間と空間は伸び縮みする!特殊相対性理論(高速で移動すると、時間と空間がゆがむ;質量とエネルギーの不思議な関係)
3時間目 物理学を一変した重力の理論一般相対性理論(時空のゆがみが重力を生む;相対性理論で時間を旅する)
4時間目 相対性理論と現代物理学(現代社会で活躍する相対性理論;相対性理論で宇宙を解き明かす)
著者等紹介
吉田直紀[ヨシダナオキ]
東京大学大学院理学系研究科教授。Ph.D.。1973年、千葉県生まれ。マックスプランク宇宙物理学研究所博士課程修了。専門は宇宙物理学。主な研究テーマは、観測的宇宙論と宇宙物理学。大規模構造数値シミュレーションを用いた天体形成や、機械学習を用いた宇宙論についての研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたま
31
これまでも相対性理論関連の本はよく読んできた(もちろん初心者向けの入門書ばかりだが)。だから基本的な考え方は理解できるし、このシリーズならではの簡明な解説でよく分かる。入門として良書だと思う。それにしても不思議に思うのは、「光(電磁波一般)」のこと。この宇宙のあらゆるものは光の速度(秒速約30万㎞)を超えることはできない。あらゆる観察者から観ても光の速度は不変である。モノが慣性運動をしていても、加速運動をしていもそれは不変。足し算しようが引き算しようが不変。これはまことに不思議なことのように思う。 2022/11/23
ゆうちぃ
6
頭ポリポリかきながら、なんとか読了。宇宙の誕生、行く末の研究は、量子論と一般相対性理論の合せ技なんだと知る。つくづくこの手の本を読んで思うのは、アインシュタイン先生が、どえらい先生で間違いも認める、なんというか超越した頭脳と人間性の持ち主だったということ。 今日もカーナビにお世話になります。先生のお陰で誤差が無いのを噛み締めながら。2024/03/17
マグロのお刺身
5
宇宙だったり物理に関係する相対性理論。 それがある程度の想像力があればすぐに理解できるほどわかり易く書いてある本。 光や時間、重力についての理解を深められるし、相対性理論を知ってた人も理解を深められる2023/03/20
ぱんださん
2
そもそも相対性理論が難しいから、めっちゃやさしくはないな。でも、読みやすかった。2024/12/03
あんこ
2
特殊相対性理論(高速で移動すると時間の進みが遅くなる)。一般相対性理論(空間がゆがんで重力が生まれる)。光速は自然界の最高速度。GPSの進化には相対性理論が不可欠。宇宙を膨張させる謎のエネルギー、ダークエネルギー。相対性理論(マクロな世界)と量子論(ミクロな世界)の統合が物理学者の夢、なぜなら宇宙のはじまりの特異点では、膨大な質量がミクロな領域に押しこめられているから。面白すぎる!!量子論についても読んでみたい。2023/09/23
-
- 和書
- 夢袋 - 詩集