出版社内容情報
文学や演劇の世界,日常の会話……。古代ギリシャ・ローマの時代から現代に至るまで,「嫌み」や「皮肉」,パロディや風刺は,社会に欠かせないスパイスの役割を果たしてきました。なぜ,人は嫌みを言うのでしょうか。なぜ,皮肉を言い,風刺を愛するのでしょうか? さまざまな分野で「嫌み」や「皮肉」がどう使われてきたのか,本書ではその歴史と変遷をたどりつつ,人間社会と人間にひそむ心理について探っていきます。
「嫌み」と「皮肉」という,たった二つの言葉から広がる奥深い世界に触れられる1冊です。
※本書は2021年発行『「皮肉」と「嫌み」の心理学』をニュートン新書として発行したものです。
内容説明
文学や演劇の世界、日常の会話…。古代ギリシャ・ローマの時代から現代に至るまで、「嫌み」や「皮肉」、パロディや風刺は、社会に欠かせないスパイスの役割を果たしてきました。なぜ、人は嫌みを言うのでしょうか。なぜ、皮肉を言い、風刺を愛するのでしょうか?さまざまな分野で「嫌み」や「皮肉」がどう使われてきたのか、本書ではその歴史と変遷をたどりつつ、人間社会と人間にひそむ心理について探っていきます。「嫌み」と「皮肉」という、たった二つの言葉から広がる奥深い世界に触れられる1冊です。
目次
第1章 はじめに
第2章 アイロニーとは何か?サーカズムとは?
第3章 アイロニーを成立させる条件とは?
第4章 サーカズムを成立させる条件とは?
第5章 アイロニーと似て非なるもの
第6章 人は何のためにアイロニーを使うのか?
第7章 アイロニーのサイン
第8章 アイロニーとインターネット
第9章 ほのめかし表現の未来
著者等紹介
クルーズ,ロジャー[クルーズ,ロジャー] [Kreuz,Roger]
メンフィス大学教養学部教授兼副学部長。プリンストン大学で認知心理学の博士号を取得。談話、語用論、言葉のアイロニーに関する研究は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙とワシントン・ポスト紙で報告された。リチャード・ロバーツ(債沖米国総領事館広報担当領事)との共著に、第二言語学習、異文化コミュニケーション、言語と加齢に関するものがある
小泉有紀子[コイズミユキコ]
山形大学学術研究院准教授(人文社会科学部グローバル・スタディーズコース)。東京大学文学部(英語英米文学)卒業、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ言語学修士課程、ニューヨーク市立大学大学院博士課程(言語学)修了。専門は英語学、なかでも語用論、心理言語学、英語教育
風早柊佐[カザハヤヒサ]
栃木県出身。明治学院大学大学院文学研究科修了。大学の非常勤講師や翻訳関連の仕事を経て、書籍翻訳に携わるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Tadashi_N
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