出版社内容情報
一説によると,ヒトの成人の体には,およそ37兆個の細胞があるといいます。自分の体が,37兆個もの細胞が集まったものだなんて,おどろきませんか? 夜に寝ているときも,朝に起きて出かけるときも,私たちは37兆個の細胞のかたまりなのです。
しかも37兆個の細胞は,どれも同じというわけではありません。ヒトの体の細胞は,数百種類に分類できるといわれています。皮膚で刺激を感じとる細胞,胃で塩酸を噴きだす細胞,伸び縮みする筋肉の細胞,目で光をとらえる細胞……。体のことなる場所にあるさまざまな細胞が,それぞれの役割を果たすことで,私たちの命は支えられているのです。
本書は,人体で活躍する個性豊かな細胞たちについて,ゼロから学べる1冊です。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽しく読み進めることができます。ぜひご一読ください!
内容説明
ヒトは37兆個の細胞でできている!個性豊かな細胞たちが、丸わかり!!
目次
1 ヒトの細胞の基本構造(細胞は生物の基本単位。大きさも形もいろいろ!;17世紀、フックがはじめて細胞を発見した ほか)
2 人体の多種多様な細胞たち(たった一つの受精卵が、いろいろな細胞へ変化する;アチ!皮膚には、刺激を感じとる細胞がある ほか)
3 細胞の老化とがん化(活性酸素は、細胞の老化の原因になる;がん細胞は、いくらでも分裂できる ほか)
4 よそもの細胞、常在菌(人体には、数十兆個もの細菌がすんでいる;病原菌をブロック!皮膚の常在菌が肌を弱酸性に ほか)
著者等紹介
田沼靖一[タヌマセイイチ]
東京理科大学名誉教授。薬学博士。1952年、山梨県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。専門は、生化学、分子生物学。細胞の生と死の決定機構や、ゲノム創薬などに関する研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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