内容説明
私たちの体には、おどろくほど巧妙な“生きるしくみ”がかくされています。手足を思いどおりに動かしたり、見たり聞いたり味わったり、必要な栄養がきちんと吸収されたりするのは、体のさまざまなはたらきのおかげです。しかし、自分の体の中がどうなっていて、どのようなことが行われているのか、意外に知らないことが多いのではないでしょうか。人体のメカニズムは、知れば知るほどおどろきと感動の連続です。その精密さと美しさは、まさに“奇跡”としかいいようがありません。本書では、そんな人体のさまざまな構造としくみをていねいに紹介していきます。最も身近で、最も不思議な、人体の世界にせまっていきましょう。
目次
1 私たちの命に直接かかわる肺・心臓・血液のしくみ(「肺」はちぢむ力で空気を吐きだす;肺の中には数億個もの小部屋がある;「心臓」は大量の血液を循環させる ほか)
2 体を守り、支え、動かす皮膚・骨・筋肉のしくみ(「皮膚」は痛みや温度などを感知する;体温の調整も皮膚が行う;「毛」も「つめ」も皮膚のなかま ほか)
3 人体を支配するネットワーク脳・神経・ホルモンのしくみ(「脳」は人体のあらゆる情報や運動をつかさどる;「大脳」は領域ごとに役割を分担している;「脊髄」も、体に動きの指令を出す ほか)