内容説明
動物にとって、恐怖は危険を察知し、回避するための安全警報システムのような役割を果たします。しかし、人間には不安を生み出す脅威となっています。本書は心理療法士で精神分析家の著者が、恐怖が果たす役割や、恐怖がネガティブな想像を生み出す仕組みなどを解説。それを踏まえたうえ、著者が自身のクリニックで向き合ったさまざまな患者の実例から見えた、恐怖や不安とうまく付き合っていく方法を紹介します。生きている限り、逃れられない恐怖や不安。本書を読むことで、「恐怖」という感情の認識が大きく変わるでしょう。
目次
第1章 私たちのなかに棲む恐怖
第2章 安全警報システム
第3章 恐怖と想像が最初に出合うとき
第4章 不安の先の未来
第5章 自らの心の恐怖
第6章 想像できますか?
第7章 想像革命
第8章 恐怖のパラドックス
第9章 カメ
著者等紹介
ファランダ,フランク[ファランダ,フランク] [Faranda,Frank]
ニューヨーク市のコロンビア大学ティーチャーズカレッジで発達心理学と教育学の修士号を、ニューヨーク州のアデルファイ大学ダーナー・インスティテュートで臨床心理学の博士号を取得。ニューヨーク市のニュースクール大学においていくつかの講座を受けもったほか、最近の数年間では心、比喩および想像に関する学術論文を出版
清水寛之[シミズヒロユキ]
神戸学院大学心理学部教授。博士(文学)。公認心理師。1959年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学
井上智義[イノウエトモヨシ]
聖心女子大学現代教養学部心理学科教授。同志社大学名誉教授。京都大学博士(教育学)。1954年生まれ。京都大学教育学研究科後期博士課程中途退学
松矢英晶[マツヤヒデアキ]
アメリカ・ハワード大学経済学部大学院卒。ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京の金融市場で先端金融取引業務に携わり、日本国内の小規模企業への投資市場で活動したのち、翻訳業開始。金融市場に関わる調査分析レポート、学術論文など翻訳多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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