内容説明
量子論は、ミクロな世界の物理法則!たくさんの楽しいイラストや図を使って、めちゃくちゃやさしく解説。ミクロの世界のトンデモナイ法則を、楽しく学ぶ、知識ゼロから読める超入門書!
目次
0時間目 イントロダクション
1時間目 ミクロな物質は、波でもあり粒子でもある
2時間目 一つの電子は、同時に複数の場所に存在する
3時間目 量子論が明らかにした、あいまいな世界
4時間目 現代社会で活躍する量子論
5時間目 量子論がもたらす未来のすごい技術
著者等紹介
松尾泰[マツオユタカ]
東京大学大学院理学系研究科教授。理学博士。1960年、福岡県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は、理論物理。現在の研究テーマは、M理論・超弦理論・ゲージ理論における双対性と関連する数理物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キク
56
同じシリーズの「微分積分」がよかったので読んでみた。確かにやさしい言葉で教えてくれているんだけど、なにせ量子論がそもそも実感しずらい(僕らの体感世界ではありえない)現象なので、若干難しい内容とはなっている。でもこれ以上やさしい入門専門書はたぶんないだろうな。読み物としては飲茶の「哲学的な何か、あと科学とか」のほうがグイグイと読ませる。でもしっかりとした土台として量子論を掴みたいなら本書を読むべきだと思う。そこはもう好みだけど、読書メーターの人たちは「哲学的な何か、あと科学とか」のほうが好きだろうと思います2023/11/20
おたま
45
このシリーズは文系のために理系の内容を理解できるように書かれており、読めば基本的な理解が得られる。これまではどれを読んでも最低限の理解はできた。がしかし、この『量子論』は理解が難しい。それは量子論の考え方がそもそも常識からかなり逸脱しているからだろう。「波でもあり粒でもある物質」「同時に複数の場所に存在する」「位置と運動方向を一緒に知ることはできない」等々、イメージできない。アインシュタインですら、「不確定性原理」には強く反対していたらしい。それでも「量子論」は、現在の生活に欠かせない理論だそうだ。2022/08/04
あっきー
21
⭐4 理解できるって気持ちいいよ、6時限を想定していて丸1日で一気に読めたし、ド素人にも分かりやすいがしっかり新書1冊分の情報量は確保できた、波動の収縮と多世界解釈が特に分かりやすかった、このシリーズ良いかもしれない2022/04/17
メープル
15
基本的な事がわかってない私にはやっぱり難しかった。なんとなく雰囲気はわかった気がするけれど…。息子に説明してと言われ言葉で説明はやっぱり難しい。でも量子論は興味があるので、小学生位向けのを探してみようかなー??2023/02/28
GreenThumb
11
イメージ化しにくく分かりにくい理論を分かりやすく説明しようとしてくれています。なんとなく雰囲気は掴めますが、なかなかピンときません。世界を変えてきた、そしてまたこれから変えていく可能性のある重要な理論であることは分かりました。ですが、やさしくはないです…2022/06/22
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