内容説明
生と死の境界とは?死の不思議を丸ごと解説!
目次
1時間目 「生」と「死」の境界線(死ぬとはどういうことか;死にゆく体では何がおきるのか)
2時間目 死へとつながる老化(脳の老化;体の老化)
3時間目 細胞の死と、人の寿命(細胞の死が人の死をもたらす;寿命はなぜ生まれた?)
著者等紹介
小林武彦[コバヤシタケヒコ]
東京大学定量生命科学研究所ゲノム再生研究分野教授。博士(理学)。1963年、神奈川県生まれ。九州大学大学院医学系研究科博士課程修了。専門は分子遺伝学、ゲノム生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかこ
56
「死」に関連する本は、いつも心理学や哲学、情緒的な視点での本しか読んでいなかったので、生物学的にどうなのかな、と思いこちらを…。「エントロピー増大の法則」というのが難しい言葉ではあるが、「拡散した気体は元に戻らない。常温に置かれた熱湯は自然に冷めるが、一度冷めた水が勝手に熱湯に戻ることはない。」とおおざっばに方向的なもの、老化から死に至るサイエンスが理解できた。テロメアが短いというのは、『ガンダムSEED』のラウルクルーゼが言ってたな…ぐらいしか知らなかったけれど、テロメアの仕組みが今ようやくわかった。2026/02/27
美東
13
「文系のための」と銘うってはいるが、「非医療系のための」といった感じで、理系にとっても充分興味深い内容になっています。2022/07/17
まり男
10
これまた、文系にもわかると言いながら、ずいぶんと専門的なことが詳しく書かれていた。細胞の自死が引き起こすのが認知症で、不死が起こすのがガン。定期券や回数券のように細胞に寿命があるのは、実は、傷ついたDNAがいつまでも残ってしまうのを防ぐため。なんとも不思議だけれど、よくできたシステムだなぁと感心した。人間は、不老不死にはならないだろうけれど、これだけ詳しくメカニズムがわかってくると、もう少し健康で長生きできたり、最期を安らかに迎えかれるような工夫ができるかもしれないなぁと思った。2025/11/17
ニッキー
9
TVで小林武彦先生を拝見し、すぐに買った本の一冊。避けて通れないテーマを分かりやすく説明してくれている。 分かりやすく書かれていると言うのは、決してレベルが低い訳ではない。 このシリーズを読んでみようと思う。2022/02/28
Keiko
6
単純に死について哲学的に述べるのではなく、生物学的、医学的に語られてとても面白かった。生物の誰もが避けられないことは、『死』。不安であるが、身体の機能から死の仕組みを知ることでよく理解できた。日々を大切にしようと思った。2022/06/01




