出版社内容情報
「パラドックス」とは、正しく見える前提や論理から,納得しがたい結論に行きついてしまう問題のことです。日本語では「逆説」や「背理」などと呼ばれます。
パラドックスについての研究は,古代ギリシャにまでさかのぼります。これまでに名作ともいえる有名なパラドックスがいくつも誕生し,その解決策が研究されてきました。
本書は、パラドックスの基本から名作パラドックスの解決策、挑戦の歴史、最新の思考法まで,わかりやすく解説。奥深い論理の世界を楽しみたい方に最適の入門書です。
※本書は2019年発行『パラドックス』をニュートン新書として発行したものです。
内容説明
「パラドックス」とは、正しく見える前提や論理から、納得しがたい結論に行きついてしまう問題のことです。日本語では、「逆説」や「背理」などと呼ばれます。パラドックスについての研究は、古代ギリシャにまでさかのぼります。これまでに名作ともいえる有名なパラドックスがいくつも誕生し、その解決策が研究されてきました。本書は、パラドックスの基本から名作パラドックスの解決策、挑戦の歴史、最新の思考法まで、わかりやすく解説。奥深い論理の世界を楽しみたい方に最適の入門書です。
目次
序章 パラドックスは問題をはらんでいる?
第1章 パラドックスとその解決策を考える新しい方法(はじめに:パラドックスの基礎を成す直観;主観確率の登場:物事を信じる度合いについて;主観確率を使用してパラドックスを分析する ほか)
第2章 パラドックスの解決策(直観の再教育としての解決策;先制攻撃、あるいは逆説的実体への疑問;「異質なものを除外する」アプローチ、あるいは欠陥のある仮定の指摘 ほか)
第3章 パラドックスを見失ったのか?パラドックスの解決策の成功(と失敗)(はじめに:歴史から学ぶ;ドクサ(doxa)からパラドクサ(paradoxa)へ:西洋哲学におけるパラドックスの起源について
A(アリストテレス)からZ(ゼノン)、そしてそれを超えた解決策の代替概念 ほか)
結論
著者等紹介
カオンゾ,マーガレット[カオンゾ,マーガレット] [Cuonzo,Margaret]
ロングアイランド大学哲学科教授および哲学科長。バーナード大学哲学科卒業後、ニューヨーク市立大学大学院哲学研究科修了。哲学博士。専門は、言語哲学・パラドックスの哲学。アメリカの新進気鋭の哲学者
高橋昌一郎[タカハシショウイチロウ]
國學院大學文学部教授。専門は、論理学・科学哲学。ミシガン大学大学院哲学研究科修了。著書多数。情報文化研究所所長、JAPAN SKEPTICS副会長
増田千苗[マスダチナエ]
1993年北海道大学文学部卒業。同年より住友重機械工業(株)企画室勤務。2003年、ミシガン州立大学大学院にて行政学修士号取得。2005年よりビジネス文書を中心にさまざまな分野の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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- 洋書
- UNE GUERRE