出版社内容情報
「見通しのよい道路でもなぜ事故は起きる?」「目の前で行われるマジックをどうして人は見破れない?」その秘密は私たちの「注意」のしくみにあります。
なぜか目がいってしまう,なぜか見落としてしまう,かと思えば,嫌いなものを無意識のセンサーが捉えて探し出してしまう・・・・・・。本書は,そんな何気なく人間が行っている「注意」について,オランダ発の研究に基づいて,「なぜなのか」をわかりやすく説明。人間の「注意」について実例とともに多方面からアプローチしつつ,視覚特性や心理学的側面,また色覚異常や脳損傷が「注意」に及ぼす影響まで,詳細に解説します。
内容説明
「見通しのよい道路でもなぜ事故は起きる?」「目の前で行われるマジックをどうして人は見破れない?」その秘密は人間の「注意」のしくみにあります。本書では、こうした人間の「注意」について実例とともに多方面からアプローチしつつ、視覚特性や心理学的側面、また色覚異常や脳損傷が「注意」に及ぼす影響まで、詳細に解説します。
目次
第1章 障壁って?どの障壁?―豊かな視覚世界という錯覚
第2章 消防車は赤色じゃないとだめ?―何かを目立たせるにはどうすればよいのか
第3章 注意の選択―人はなぜ考えごとをしているとき、模様がない(無地の)壁を見つめるのか
第4章 グラストンベリー・フェスティバルで自分のテントを見つけるには―あらゆる場所をくまなく探して
第5章 視覚世界への入口―目は思考を裏切る
第6章 現在の注意に過去の経験が影響する―見たいものしか見えない
第7章 不具合が起きるとどうなるか?―脳損傷が注意について教えてくれること
著者等紹介
ファン・デル・スティッヘル,ステファン[ファンデルスティッヘル,ステファン] [Van der Stigchel,Stefan]
オランダ・ユトレヒト大学実験心理学部認知心理学教授。臨床現場で注意と視覚認知を研究するグループ「アテンションラボ」主任研究員。これまでに発表した実験心理学の科学論文は120編を超え、講演やメディア出演も多数
清水寛之[シミズヒロユキ]
神戸学院大学心理学部教授。博士(文学)。公認心理師。1959年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学
井上智義[イノウエトモヨシ]
聖心女子大学現代教養学部心理学科教授。同志社大学名誉教授。京都大学博士(教育学)。1954年生まれ。京都大学教育学研究科後期博士課程中途退学
藤井良江[フジイヨシエ]
神戸女学院大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- ベトナム犬の街かど