内容説明
従来の統計学やデータ科学のほとんどが見落としていた「私たちが測定しているデータは本当に重要なのか?」について豊富な実例を挙げて検証する!
目次
第1章 特別試験対策―グッドハートの法則と評価指標に関するパラドックス
第2章 努力と成果―ロジックモデルと事業の評価
第3章 不確実な未来―異時点間の問題と時間の軽視
第4章 分母と分子―比率の過ち
第5章 木を見て森を見ず―複雑なシステムの単純化
第6章 リンゴとオレンジ―似て非なるもの
第7章 数えられるものすべてが大事なわけではない―街灯効果
第8章 大事なものすべてが数えられるわけではない―本質を見極める
第9章 評価指標と選択
第10章 終わりではなく始まり
著者等紹介
シュライバー,ピーター[シュライバー,ピーター] [Schryvers,Peter]
カナダ・カルガリー市都市計画官、および同市のベルトライン地区を活性化するBUMPプロジェクトの提唱者。環境デザイン修士号をもつ公認都市計画家、カナダ都市計画家協会会員。評価指標に起因する誤りを見いだすことに力を注ぎ、さまざまな測定行為とそこから得られる教訓の間に、より有意義な関係性を築こうとしている
土屋隆裕[ツチヤタカヒロ]
横浜市立大学データサイエンス学部教授。博士(教育学)。1969年、東京都生まれ。東京大学教育学部卒業後、同大学大学院教育学研究科修士課程修了。統計数理研究所助手、准教授、教授を経て、2018年より現職。専門は統計調査法。日本教育心理学会城戸奨励賞、日本行動計量学会優秀賞。文部科学省統計分析アドバイザー、OECD PIAAC National Sampling Managerなども務める
佐藤聡[サトウアキラ]
翻訳家。1983年慶應義塾大学工学研究科修士課程修了。1989~1991年、スタンフォード大学客員研究員。化学メーカー勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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