内容説明
知識ゼロから読めちゃう超入門書!
目次
1時間目 スマホも地震も三角関数(三角形はこんなにすごい!;直角三角形で成り立つ「ピタゴラスの定理」)
2時間目 三角関数の基本をマスター(サインって何?;コサインって何?;タンジェントって何?)
3時間目 三角関数の深い関係(サイン、コサイン、タンジェントの絆;コサインが主役の余弦定理;サインが主役の正弦定理;加法定理でいろんな角度の値を知る)
4時間目 三角形から波へ(三角関数を円で考える;サインとコサインがえがく波;三角関数を使って波を分析)
著者等紹介
山本昌宏[ヤマモトマサヒロ]
東京大学大学院数理科学研究科教授。理学博士。1958年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。専門は応用解析で、研究テーマは、偏微分方程式の逆問題の数学解析、非整数階偏微分方程式論、産業数学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キク
58
高校数学の主役の一つである三角関数だけど、正直ややこしくて公式を丸暗記でやり過ごしてしまった。このシリーズの微積がとてもわかりやすかったので、今度は三角関数を読んでみた。、、、や、ややこしい。いや、すごく噛み砕いてくれているし、進め方もすごく丁寧だ。ただ「文系でもよくわかる」かといえば、どうだろう。本のせいじゃなくて、三角関数がややこしいんだろうな。でも測量や波、電波や音声解析が三角関数にはよって成り立っているのは把握できた。このシリーズ、結構出てるみたいだから、追いかけていこうと思う。2023/12/09
おたま
27
前著『微分積分』でもそうだったが、これを読んでやっと「三角関数」というものの意味が分かった。サイン、コサイン、タンジェントの意味とその使い方、そうした事が頭の中でイメージできる。ただ、「三角関数」では正弦定理、余弦定理、加法定理等の定理が多く出てくるので、それはとても覚えきれない。でも、巻末に「三角関数の重要公式集」としてまとめられているので、意味が分かれば、使う時にそこを参照すればいい。このシリーズは、読むと意味が分かって、できる気が湧いてくるので、さらにレベルアップした本にチャレンジしたくなってくる。2021/06/22
Take@磨穿鉄靴
26
最近は三角関数を中心に数学をしている。三平方の定理の証明はメジャーなものがあるので視覚的に確認してはいたけど余弦定理もこんな風に視覚化出来るのかとちょっと感動。普通に公式として使っていてもその構成やイメージが掴めていないものが少なくない事を知る。フーリエ変換については言葉位しか知らなくて理解出来なかった。読む上である程度知識があるとより楽しめると思う。加法定理は出てきてたけど高校数学の内容としてはその辺りで止まっていた。合成や和積、積和等にはちゃんと触れていなかった。余弦定理のイメージが収穫。★★★☆☆2024/08/07
まさにい
15
このシリーズ2冊めの三角関数です。なるほど~!そうだったのか~!満載です。正直、学生時代に戻って数学の成績を上げたいとも思った。高校生時代、三角関数の計算は出来たのだが、何のためにいまやっている計算をしているのか分からなかった。それは、答えが合っていても苦痛以外の何物でもなかった。それがこの本を読んで腑に落ちた。次のシリーズの対数も読んでみようと思う。2021/02/08
Tanaka
12
高校の2年の時に教師がへたくそでクラス全員が数学出来なくなって、そっから嫌いになったけど、これ読んだらすごくわかりやすくて興味持てた。もっと学んでみよう2022/06/07