内容説明
脳とは何か?答えを求めた研究者達は何を見たのか?
目次
第1章 電気と脳
第2章 脳をつくる
第3章 進化する脳
第4章 脳の画像化
第5章 脳の工学
第6章 セキュリティーと脳
第7章 脳を治療する
第8章 社会化する脳
あとがき 「決定版ではありません」
著者等紹介
モレノ,ジョナサン・D.[モレノ,ジョナサンD.] [Moreno,Jonathan D.]
デイビッドアンドリンシルフェン大学教授、ペンシルベニア大学Penn Integrates Knowledge教授およびペンシルベニア大学医療倫理、医療に関する政策、歴史学、社会科学教授
シュルキン,ジェイ[シュルキン,ジェイ] [Schulkin,Jay]
ジョージタウン大学神経科学部特任教授
佐藤弥[サトウワタル]
理化学研究所ロボティクスプロジェクト心理プロセス研究チーム、チームリーダー。教育学博士。1973年愛媛県生まれ。京都大学大学院教育研究科博士課程修了。専門は認知神経科学・実験心理学
大塚美菜[オオツカミナ]
翻訳者。武蔵野美術大学短期大学部卒。PCソフトウェアのマニュアル、美術教則本などさまざまなジャンルの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Isamash
12
ジョナサン・D・モレノ・ペンシルバニア大教授(医療倫理、社会科学等)及びジェイ・シェルキン・ジョージタウン大神経科学部特任教授による2020年著作の訳本。脳研究が進むと難しさが更に判明してくる様が書かれてる。例えば脳における機能局在も、昔考えられてた様には単純でなく一機能にあちらこちらの神経が関わっているらしい。紹介されてた視神経蛋白オプシンを利用し特定神経を活性化する技術の成果には注目したい。米国脳研究が、無人AI利用兵器等、軍事的応用を期待される中で進んでいることが示されていて少なからず危惧を覚えた。2021/12/31
チャー
11
最新の脳に関わる研究内容を脳科学者が記した本。脳の仕組みに詳細に触れ、機能と働きについて解説している。どういった刺激に対して脳のどの部位が反応するかは様々な研究が行われており、最新の調査機器を用いた視点結果は興味深い。感情や認識、判断は全て脳の中の電気信号のやりとりであるということを改めて意識させられる。脳科学の研究過程においては倫理的な問題が常に発生する。詳細は理解できない点が多かったが、治療のための研究の発展には、常に期待の裏にある弊害を考えなければならないと感じた。2021/02/02
yooou
3
☆☆★★★ 何より読みにくい本でした。横書きなのもいただけない内容が頭に入りずらい。結局何を訴えているのかがつかめないまま本を閉じることになりました。2021/05/05
ちょ
2
タイトル通り、再生医療やDREADDなどの研究も解説された本でした。しかし、図もなければ、段落ごとの目的もよくわからず、脳科学へのある程度の知識(脳の解剖図や研究の歴史など)がないと、本当に訳わからない本だと思います。 部分部分では、はっとさせられることが書かれていただけに、残念です。2022/01/28
azu3
1
ナナメ読み。ほとんどを読み飛ばした。誰向けの本? なぜわざわざ訳した? 原書からして、一般向けではないよな。大学のテキストとして使うのか? う〜む、謎だ。2021/03/16