内容説明
１００のエピソードで心理学の世界がすべてわかる。心理学のさまざまな理論や考えを図でわかりやすく説明。重要なキーワードはコラムで詳しく解説。心理学に貢献してきた偉大な学者たちの一覧を掲載。
目次
私はどこにいるのか：自己の発見
ヒポクラテスの四体液説
プラトンの三つの魂
中世暗黒時代
イスラムと心
共通感覚
一つの身体と一つの魂
悪魔祓い
心理学
デカルトの思考機械〔ほか〕
著者等紹介
ジャクソン，トム［ジャクソン，トム］ ［Ｊａｃｋｓｏｎ，Ｔｏｍ］
科学史を専門とするイギリスの作家。これまでの著書は８０冊以上におよび、ウーパールーパーからゾロアスター教に至るまで幅広いテーマで精力的に執筆活動を行っている。ブリストル大学で学び、現在も妻と３人の子どもとともにブリストルに住む
清水寛之［シミズヒロユキ］
神戸学院大学心理学部教授。博士（文学）。１９５９年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学
井上智義［イノウエトモヨシ］
聖心女子大学現代教養学部教授。博士（教育学）。同志社大学名誉教授。１９５４年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中途退学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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がんぞ
7
心理学は歴とした科学だから、実験には再現性が必須だが、観察や先入観で対象が変化するという問題を常にかかえている／さて、「社会に問題があって不幸なのだ」と感じるとしたら、心理学は「自分を理解する」ことは推奨しても社会構造を理解できるなどという傲慢は排除する、まして暴力的手段をとるのは、勝者が原理上、少数に限られるだけに常に正解ではない。戦争も国際社会を暴力的に変更する試みと言える／ヒトは農業以前、集団狩りをしていた名残りか、先導者に同調し、服従したいという強い欲求がある。歩兵の一斉突撃一回の損耗率は２割以上2022/06/28
カナリア
4
専門的なことも載っていたけど、心理学の歴史が分かった2024/02/01
よし
1
★★★☆☆ 心理学の歴史が分かる一冊。英語の原著を日本語訳しているので、かなり読みにくいですが、気になるフレーズを拾ってパラパラ読むだけでも面白いですね。2021/04/03
はぶちえ
1
心理学の図鑑というよりは、キーワード集的な1冊。 ジャンルを問わず時代ごとに追っていくため、心理学に興味を持った人が関心のある分野を見極めるのに良いのでは。ただし、どうしても薄く広くなってしまうことや、参考文献に当たりにくいのが難点。 巻末の「心理学に残された問題」が心理学というジャンルの広さを示しており、興味深い。2020/11/25
けーこ
0
心理学の歩んてきた歴史を知ることができた本。心理学の中でも自分が興味を持っているのはどの心理学なのか理解することができた。図を交えながら楽しく読むことができたが、図鑑という性質上仕方がないけれど説明に関して物足りない点も多々あった。心理学の体系を整理することができ、さらに勉強したい意欲も湧かせてくれ印象深い一冊になった。2022/11/28
