ニュートンムック
探査機はやぶさ7年の全軌跡 - 世界初の快挙を成し遂げた研究者たちのドラマ

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  • サイズ A4変判/ページ数 141p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784315518856
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C9444

出版社内容情報

小惑星探査機「はやぶさ」は,2003年5月9日に日本のロケットM-V5号機によって打ち上げられました。その後,3億キロメートル彼方の小惑星「イトカワ」をめざし,世界ではじめての詳細観測を行い,またイトカワのサンプルをもってかえってくるという,壮大なプロジェクトに挑戦しました。
 旅の途中,数々の故障や,地球との交信途絶などを経験し,そのたびに“不死鳥”のようによみがえり,2010年6月13日,地球へと帰ってきたのです。
 本書は,「はやぶさ」の全容を収録した1冊です。第一線で活躍し,はやぶさに命を吹き込み,運用した研究者へのインタビューも多数収録。トラブルを乗りこえた生の声とともに,日本の探査機が世界ではじめて成し遂げた偉業を余すところなくお届けします。


[目次]

プロローグ
 2010年6月13日-はやぶさ最後の日
 インタビュー プロジェクトマネージャー川口淳一郎教授
  よくぞ帰ってきた!

PART1 はやぶさとは何か?
 ミッションプラン
 はやぶさテクノロジー
 もっと知りたいコラム!
  タッチダウンミッションを成功させるために

PART2 小惑星イトカワへ
 2003年5月 打ち上げ
 2004年5月 スイングバイ
 2005年9月 到着
 2005年9月 観測
 インタビュー カメラ担当齋藤 潤研究員
  イトカワは,まったく想定外の天体だった
 インタビュー 近赤外分光器担当安部正真准教授
  隕石の故郷をつきとめた
 レポート イトカワはどこまでわかったのか?
 2005年11月 降下
 インタビュー ターゲットマーカ担当澤井秀次郎准教授
  お手玉の機能を ターゲットマーカに
 インタビューター ローバ担当吉光徹雄准教授
  イトカワ上をはねながら,撮影する予定だった
 インタビュー ターサンプラーホーン担当矢野創助教
  乾坤一擲のサンプル採取にのぞんだ

PART3 苦難の帰路
 2005年12月 交信途絶
 2006年1月 復活
 2009年11月 危機
 インタビュー イオンエンジン担当國中均教授
  全エンジン停止―「あの回路」を使うときがきた
 2010年6月 帰還
 はやぶさ 7年の軌跡年表

エピローグ
 後継ミッション はやぶさ2
 日欧合同ミッション はやぶさMk2

はやぶさにつづく宇宙機たち
 宇宙帆船 IKAROS
 金星探査機「あかつき」 

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

79
川口淳一郎教授はじめ、当事者の方々8人との面談記録あり。7年間をまんべんなく記述し、写真、図表も豊富。次の計画の紹介、索引有り。最初に読むのによい。2014/11/10

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き

17
2003年5月打ち上げ。私に取って感慨深いその月に「はやぶさ」は打ち上げられた。本当に好きな物はLINKして繋がる。鹿児島四国の漁業関係者の協力には頭が上がらない。自然はそんなに弱くない。自律性を備えた満身創痍はやぶさの軌跡は「銀河鉄道の夜」蠍の火の様でもある。小惑星イトカワに付けられた地名に胸が熱くなる。はやぶさチームは「何があってもあきらめない」2014/11/21

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き

13
人生の3分の1を費やした研究者。タッチダウンからサンプル採取の流れは自律的判断で行われる。種子島宇宙センターで見たはやぶさの実物大模型を思い出しながら読了。あんな小さな躯体で偉業を成し遂げる。1回目の採取時の安全判断に目頭が熱くなる。ミネルバの滞空時間撮影!昼寝プログラム!宇宙お手玉、日本人の発想って面白い。はやぶさの惑星科学の発展はまさに偉業。サンプラーホーンの蛇腹!不明な物へ様々な想定、長い年月。大切なものは目に見えないんだよ。星の王子様プロジェクトに実にふさわしい。2014/11/21

なつめ

7
絵がきれい!さすがニュートンです。別冊なのでちょっと高いけど、プロジェクトに関わった研究者のインタビューも載ってて満足できる内容でした。2010/09/18

yasu_z2

6
さすがニュートン!詳しい解説でよくわかった。インタビューも充実してた。これのTV版作れば良いのに。2010/08/27

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