内容説明
司馬遷に、「刻薄残暴」と評され、権力亡者・非情とみなされてきた戦国初期の兵法家、呉起。しかし、その呉起は世襲的な支配を排し法制を整えることで、より新しい国づくりを策した点で、法家思想の先駆的存在であった。
目次
『呉子の世界』(図国;料敵;治兵;論将;応変;励士)
呉子書下し文
著者等紹介
尾崎秀樹[オザキホツキ]
昭和3年、台湾に生まれる。台北帝国大学医学専門部中退。新聞記者などを経て、文筆活動に専念。文芸評論家。『大衆文学論』で第一六回芸術選奨を受賞。平成11年没
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