内容説明
地球上では毎年数百種の動植物が姿を消しているといわれている。本書は単なる問題提起だけでなく、危機からの脱出の具体的方法を考察している点でも、類書とは大きく異なっている。地球の未来に関心をもつ人にとっては筆読書である。
目次
第1章 絶滅遠望
第2章 もぬけの殻
第3章 ハワイガラスが空を舞うとき…
第4章 ブルータス、お前もか
第5章 スター再誕―イギリスのアリオンシジミ
第6章 隠遁者モンクアザラシ
第7章 ナイルパーチ移殖とは何だったのか
第8章 手出し無用―ある野生イヌの話
第9章 イモリとその泉からのSOS
第10章 生ける屍の島々
第11章 いまにこだまする声
第12章 絶滅の瀬戸際からのながめ
著者等紹介
スターンズ,スティーブン・C.[Stearns,Stephen C.]
スイス・バーゼル大学教授(動物学専攻)
ピータースン・スターンズ,ビバリー[Peterson Stearns,Beverly]
フリーランスライター。ジャーナリスト
小林重隆[コバヤシシゲタカ]
1946年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語科中退。『NHKスペシャル』や『海外ドキュメンタリー』などのテレビ用英語台本の翻訳多数。他に科学技術文献の小説やノンフィクションの翻訳多数
成田あゆみ[ナリタアユミ]
1970年東京都生まれ。一橋大学大学院修士課程修了。言語思想専攻、現在翻訳業
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