内容説明
統計学の一手法として、生活とはあまり関係をもたなかった「偏差値」が受験界を覆っている。最近10年の偏差値神話には、実に想像を絶するものがあるが、その一方、偏差値について知っている人は少ない。果たして偏差値は、子どもの能力をどこまで表しているのか。具体的に考えてみた。
目次
第1章 偏差値の現場
第2章 偏差値の構造
第3章 編差値の舞台裏
第4章 偏差値の誕生
第5章 偏差値の功罪
第6章 「数字」信仰の社会
第7章 試験の歴史
第8章 脱・偏差値の入試―自由の森学園の実践
第9章 臨教審と偏差値