感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rbyawa
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d122、この一つ前に三井財閥の同レーベルの本を読んでいて、こちらには「近世」がないのだねと改めて感じる。そしてあくまでも岩崎弥太郎という人物が中心になり、案外と既存の業種には踏み込めなかったのだな、ということが浮き彫りになる。そういやどっか別の本でも銀行欲しがってたな、岩崎弥太郎。具体的に明治の段階だと商船と炭鉱、そして造船所、全て国が絡んでいて逆に国の仕掛けて来た競争なんてのもあったりする。炭鉱はなし崩しで始まったものの結構な成績を上げて、その結果を見ての長崎造船所の払い下げかなと妄想しないでもない。2013/08/27