黄金諸島物語

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黄金諸島物語

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314701396
  • NDC分類 929.423
  • Cコード C0097

出版社内容情報

幻想に満ちた口承文学と、伝統社会の権力者を批判する庶民文学の要素をもつ、現代マレー文学の傑作。マレーシア「最高文学賞」受賞。

日本の漁船「河合丸」の船員たちが、太平洋に浮かぶ「黄金諸島」で聞き集めた10の物語とは―土着の神話や伝説・迷信、さらには幻想・イマジネーションに満ちた口承文学とマレーの伝統社会に根付く権力者を批判する庶民文学の要素を取り入れ、想像のコロニアル「黄金諸島共和国」に生きる人間の姿を描き出す現代マレー文学の傑作。マレーシア「最高文学賞」受賞。

【著者紹介】
アンワル・リドワン:作家。元東京外国語大学客員教授(マレーシア語)。マレーシア国立伝統芸術文化学院・創作学部長。マレーシア国民栄誉作家。

著者等紹介

リドワン,アンワル[リドワン,アンワル][Ridhwan,Anwar]
1949年生れ。1974年にマラヤ大学を卒業してDBP(国立言語出版研究所)に勤務しながら、創作活動を行う。1998年マラヤ大学院から博士号取得。1997年4月から2000年3月まで東京外国語大学で客員教授(マレーシア語)。2008年から国立伝統芸術文化学院(ASWARA)の創作学部学部長。2009年に国民栄誉作家に選ばれる

小野沢純[オノザワジュン]
1965年東京外国語大学卒業。ジェトロ(日本貿易振興会)に入り、クアラルンプール事務所、ジャカルタ・センターに駐在した後、東京外国語大学外国語学部教授、拓殖大学国際学部教授を経て、2012年7月からマレーシアのADTEC(高等技術訓練センター)マラカ校のアドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ソバイカ

1
"そこで彼らから聞き取ったすべての物語を、河合丸の寝床に持ち帰り、まとまりある話にしてみた" 太平洋に浮かぶ架空の島国「黄金諸島」に伝わる様々な物語が十編収められている。大統領の半生を振り返るもの、旱魃で苦しむ島民のために氷山を南極から引っ張って来るという変な試み、海に潜って瞑想する人、秋葉原で買った機材で過去を写し取る学者の話などがあった。なかなかぶっとんでいる。また、南の島の平和そうな発端からは容易に想像しがたい展開もありビックリした。マレーシアでも日本でもない黄金諸島。そこでは何でも起こり得るのだ。2012/11/08

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