出版社内容情報
KdV方程式は,水の波動を記述するものとして前世紀末に登場した非線型の微分方程式である。この分野は近年目ざましい発展をとげ,この進行波解に由来するソリトンは物理科学の基本的概念となった。本書は,KdV方程式を中心とするソリトン理論の数学的基礎から,戸田格子,Sine-Gordon方程式を散乱理論とアーベル積分で解いてゆく,非線型数理物理学への入門書。
KdV方程式は,水の波動を記述するものとして前世紀末に登場した非線型の微分方程式である。この分野は近年目ざましい発展をとげ,この進行波解に由来するソリトンは物理科学の基本的概念となった。本書は,KdV方程式を中心とするソリトン理論の数学的基礎から,戸田格子,Sine-Gordon方程式を散乱理論とアーベル積分で解いてゆく,非線型数理物理学への入門書。