「コーダ」のぼくが見る世界―聴こえない親のもとに生まれて

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「コーダ」のぼくが見る世界―聴こえない親のもとに生まれて

  • 五十嵐 大【著】
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  • 紀伊國屋書店(2024/08発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314012089
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0095

出版社内容情報

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もし、親の耳が聴こえたら――なんて、想像もつかなかった。

ときに手話を母語とし、ときにヤングケアラーとみなされて、コーダは、ろう者とも聴者(ちょうしゃ)とも違うアイデンティティをもち、複雑な心を抱えて揺れ動く。
日々の通訳、聴こえない親とのコミュニケーション、母語としての手話、手話歌や「感動ポルノ」との付き合い方、マイノリティとして生きること。作家である著者が、幼少期の葛藤や自身のなかにある偏見と向き合いながら、コーダの目で見た世界を綴る。

2024年9月公開映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」原作者の最新エッセイ集。

※コーダとは、Children of Deaf Adultsの略(CODA)で、聴こえない/聴こえにくい親のもとで育つ、聴こえる子どものこと。

「聴こえない親を持ったことで、たしかに必要以上の苦労をする可能性は否めない。けれど、過去を振り返ったとき、そこにネガティブな想い出しかないのかというと、そんなことはない。聴こえない親と過ごした時間のなかには、幸せな瞬間がたくさんある。そこは“ふつう”の子どもたちと同じなのだ。」(本書より)

《Contents》
はじめに 聴こえない親のもとで育つ、聴こえる子ども
1 1 聴こえない親との関係/2 ラベルがもたらす安堵感/3 コーダはヤングケアラーか
2 4 手話とはなにか/5 親との共通言語を取り戻す/6 音楽との付き合い方/7 作品に描かれるマイノリティ/8 「知る」だけで終わらせない
3 9 テクノロジーとコミュニケーション/10 コーダと家族/11 父について/12 もしも親が聴こえたら
おわりに コーダを生きる

内容説明

コーダ(CODA)=聴こえない/聴こえにくい親のもとで育つ、聴こえる子ども。もし、親の耳が聴こえたら―なんて、想像もつかなかった。ときに手話を母語とし、ときにヤングケアラーと見なされて、コーダは、ろう者とも聴者とも違う複雑なアイデンティティを抱えて揺れ動く。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』原作者の最新エッセイ集。

目次

1(聴こえない親との関係;ラベルがもたらす安堵感;コーダはヤングケアラーか)
2(手話とはなにか;親との言語を取り戻す;音楽との付き合い方;作品に描かれるマイノリティ;「知る」だけで終わらせない)
3(テクノロジーとコミュニケーション;コーダと家族;父について;もしも親が聴こえたら)

著者等紹介

五十嵐大[イガラシダイ]
1983年、宮城県生まれ。2020年『しくじり家族』(CCCメディアハウス)でエッセイストとして、22年『エフィラは泳ぎ出せない』(東京創元社)で小説家としてデビュー。『聴こえない母に訊きにいく』(柏書房)が第1回生きる本大賞にノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

182
聴こえない世界と聴こえる世界を行き来する子どもたち、コーダ(CODA)。ろう者の子。読書感想文課題図書を数冊読んだが、自身の視野の狭さを痛感。手話と字幕の併用の必要性、手話歌への気づきも与えてくれて、ソーダ(SODA)の会があることも知った。読書を続けていると、こういう見えていない世界を感じる機会を多々得られる。社会が変わっていく中で、自身が変化するには興味関心が必要。世間に発信される情報の表面だけでなく深掘ることで成長する。現状を知ることができれば、手と手を取り合える、受け入れられる社会に近づくだろう。2025/05/26

おしゃべりメガネ

115
『コーダ』とは「耳が聴こえない、あるいは聴こえにくい親のもとで育った、聴こえる子どもたち」を意味します。作者さん自身が『コーダ』で、幼少期から現在に至るまで、ありのままをリアルに綴ってくれています。たまたま縁あって、『コーダ』を主人公にした作品『デフ・ヴォイス』を読む機会があり、『コーダ』というのは知ってはいましたが、彼らの生活や考え方、苦悩は一切わかってなく、本書を読み改めて学ばせていただきました。自分が普段の日常において、何気なく過ごしているコトに改めてココロより、強く感謝しなくてはならないですね。2025/06/03

nyaoko

56
吉沢亮の映画を見て、たまたま立ち寄った図書館に原作発見。どちらも良かったのでオススメです。ただのエンタメとして、この両作が終わってしまって欲しくないので、今後も五十嵐さんの活動が広く色んな人達に知ってもらえたらと思う。読メのおかげで丸山正樹氏の「デフ・ヴォイス」を、コーダと言う存在を知った。以降も、コーダについての作品は自然と手に取って目にしている。この出会いには本当に感謝している。映画の原作にもなったもう1つの作品も是非読みたい。2025/06/20

さぁとなつ

39
「五十嵐さんの手話を見ていると、お母さんに大切に育てられたんだなと思います。とても素敵ですね」 本書からコーダをいろいろ分かることができた 手話は福祉ツールではなくて“言語”であること/感情は自然にメロディになること(子を想う子守唄は共通)/“手話歌”は聴者の自己満足なのではと問うこと/差別への「気づき」から「知ること」そして世間への浸透/サポートテクノロジーやサービスと心から伝えたい(つながりたい)と願う人の思い/「ふつう」って?// わたしの中にある傲慢さを恥ずかしく思いました 知りたいと思いました2025/05/13

k sato

35
COAD=コーダ。ろう者難聴者の親のもとで育った聴者のこどもをいう。コーダである著者の半生を知り、無知ゆえに無意識に誰かを差別していた自分を心底恥じた。両親ともにろう者の筆者にとって、家の中に音がないことが日常。外出先で両親の代わりに通訳することは当たり前。その様子をみて、「大変だね」や「がんばってね」と筆者に声をかけることは、無意識の差別なのだ。そういったマイノリティの感覚は当事者でしか分からない。「手話は言語」・「手話はいのち」。この言葉が強く心に響いた。わたしは母語をおろそかにしていないだろうか。2025/07/05

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