大衆運動 新訳版

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大衆運動 新訳版

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  • サイズ 46判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314011891
  • NDC分類 361.62
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【沖仲仕の哲学者・ホッファー 生誕120年記念】

宗教運動、民族主義運動、ナチズム、共産主義……いったい何が人々を集団行動にのめりこませたのか?
古今東西の大衆運動の特に狂信的段階を考察し、それらに共通する特性をあぶりだしながら、運動の発生・拡大のダイナミクスを活写する。

現代におけるナショナリズムや排外主義の台頭、テロリズム、カルト活動などを理解するうえでも示唆に富む社会思想の古典的名著の新訳版


《目次》

序文

第1部 大衆運動の魅力
第1章 変化を求める欲望
第2章 身代わりを求める欲望
第3章 大衆運動の互換性

第2部 運動に参加する可能性のある人々
第4章 社会における好ましからざる人々の役割
第5章 貧困者
第6章 不適応者
第7章 極端な利己主義者
第8章 無限の機会を前にした野心家たち
第9章 少数派
第10章 退屈した人々
第11章 犯罪者たち

第3部 統一行動と自己犠牲
第12章 序
第13章 自己犠牲を促進する要因
第14章 統一の原動力

第4部 運動の発端から終焉まで
第15章 言論人
第16章 狂信者たち
第17章 実務的な活動家
第18章 良い大衆運動と悪い大衆運動


【著者】エリック・ホッファー(Eric Hoffer)
1902年、ドイツ系移民の子としてNYに生まれる。7歳から15歳まで失明状態に陥り、正規の学校教育はまったく受けていない。視力が戻ってからは農園や金鉱、港湾などで働きながら、暇をみつけては読書や思索にふけり、1951年に処女作となる本書を発表、大反響を呼んだ。その後も65歳で引退するまで沖仲仕として働き続け、1964年から数年間はカリフォルニア大学バークレー校で政治学の講義も行った。1983年逝去。アメリカ大統領自由勲章受章。著書に『エリック・ホッファー自伝――構想された真実』(作品社)、『波止場日記――労働と思索』(みすず書房)、『現代という時代の気質』(ちくま学芸文庫)ほかがある。

【訳者】中山 元(なかやま・げん)
1949年生まれ。哲学者、翻訳家。著書に『わたしたちはなぜ笑うのか――笑いの哲学史』(新曜社)、『アレント入門』(ちくま新書)ほか、訳書に『フロイト、性と愛について語る』、ハイデガー『存在と時間』(以上、光文社古典新訳文庫)ほか多数。

内容説明

宗教運動、民族主義運動、ファシズム、ナチズム、コミュニズム、排外主義…何が人々を集団行動にのめりこませたのか?1930年代のヒトラー台頭を機に大衆運動について思索をはじめたホッファーは、そのころ出合ったモンテーニュの『エセー』に魅了され、思考を文章にすることを志す。1951年、ホッファー49歳の年に刊行された『大衆運動』は世界的なベストセラーとなった―肉親との死別、貧困の日々、自殺未遂…数々の苦難を乗り越え、独学で築き上げられた思考の結晶。

目次

第1部 大衆運動の魅力(変化を求める欲望;身代わりを求める欲望 ほか)
第2部 運動に参加する可能性のある人々(社会における好ましからざる人々の役割;貧困者 ほか)
第3部 統一行動と自己犠牲(自己犠牲を促進する要因;統一の原動力)
第4部 運動の発端から終焉まで(言論人;狂信者たち ほか)

著者等紹介

ホッファー,エリック[ホッファー,エリック] [Hoffer,Eric]
1902年、ドイツ系移民の子としてニューヨークに生まれる。七歳から一五歳まで失明状態に陥り、正規の学校教育はまったく受けていない。視力が戻ってからは農園や金鉱、港湾などで働きながら、1951年に第一作となる『大衆運動』を発表。その後も六五歳で引退するまで沖仲仕として働き続け、1964年から数年間はカリフォルニア大学バークレー校で政治学の講義も行った。1983年逝去。アメリカ大統領自由勲章受章

中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ケイ

105
1951年のホッファー第一作。最近日本で起こった射殺事件の犯人にあてはまるところが非常にあるが、ナチやスターリンの周辺を主に例に挙げている。重複して語られるなどまとまっていない印象も持つ。「大衆運動の初期は活動的な段階であり、中心を占めるのは忠実で、聖なる大義のために自分の命を犠牲にふる準備が出来ている狂信的な信仰を抱く人々。支持者の中心となるのは、欲求不満をもつ人々。民衆に魂を震撼させるように熱狂を生み出す必要がある。中間層は変化を好まない傾向がある。政治的経験のある人は、遅れてやってくる」2022/07/23

羊山羊

15
【ボーッと生きてんじゃねえよ!】人生において生きる目的を見出せない人へのチクチク言葉オンリーでできている凶悪な1冊。生きる目的が見出せない人が、大衆運動という安易な罠にいとも簡単にからめとられて大義の為に命や身を差し出してしまう。特に第2章で「大衆運動に参加する加能性のある人々」をリストアップしているのだけれど、ここの容赦のない社会弱者のリストアップがすごい激辛。ここのリストは、十分現代性にも富んでおり、一度社会的弱者に陥ってしまうと、→2024/09/03

noko

6
全ての大衆運動の初期の支持者で中心となるのは、欲求不満を持つ人々。成功を実現した人や満ち足りた人は根本的革新から顔を背ける、未来に大きい希望を持つ人は今を破壊して新しい世界を作り出そうとする。変化を起こすには今に不安を抱いていないと。自分の生活が修復出来ないまでに損なわれていると考えてる人が切望するのは、新しい生活か生まれ変わる事。大衆運動はこのような人にチャンスを提供している。欲求不満をもつ人に大衆運動は生きがいを与えている。他にも大衆運動にはお金儲けの為に参加している人、その他もいて一つの集団になる。2023/12/08

right27

4
陰謀論の本から。納得させられたりハッとさせられたりするものの、依拠しているのは西側の哲学(思考様式)っぽくてアジア圏(の中でも色々あるけど)では同じような現象について根っこから違う語りをしそうだなと思ったり。言論人、狂信者、実務者、活動家の違いがいまいちつかめてない気がする。2025/01/31

noraneko

2
昨今の色々な事象・ムーブメントに対しての納得がいった。 社会に不満を感じている人を集め、指導者が統一する。 そして組織を作り変え、凝り固まれば再び運動で壊すサイクルができている。 ただ良い方向に活力が向かえば社会の活性化に向かう。 ジョージ・オーウェルの動物農場を思い出した。2022/07/22

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