アルカイダから古文書を守った図書館員

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アルカイダから古文書を守った図書館員

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011488
  • NDC分類 936
  • Cコード C0022

出版社内容情報

刊行前から話題となり、「ワシントン・ポスト」や「ウォールストリートジャーナル」など各紙誌も絶賛!!

37万点もの歴史遺産はいかに救われたか―
西アフリカ・マリ共和国中部のトンブクトゥは、古くから金や岩塩、奴隷などの交易で繁栄、イスラム文化が花開き、16世紀には100以上のコーラン学校やモスクが建てられた「古の学術都市」である。
各家庭でひそやかに保存されてきた往時の手彩色の古文書の多くが図書館に納められて数年後、アルカイダ系組織がマリ北部を制圧した―。

全米で話題をさらったノンフィクション!

著者:ジョシュア・ハマー(Joshua Hammer)
ニューヨーク生まれ。プリンストン大学で英文学を専攻。1988年に「ニューズウィーク」に入社し、ビジネスやメディア関係の記事を担当。1992年から2006年までは、5つの大陸で同誌の支局長兼特派員をつとめる。2007年からはドイツのベルリンを拠点に世界各地を取材し、「スミソニアン」誌、「アウトサイド」誌、「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」誌などを定期的に寄稿。本書のほか3作のノンフィクションを発表するとともに、2016年度の全米雑誌賞など、ジャーナリズム関係の賞を多数受賞している。

著者:梶山あゆみ(かじやま・あゆみ)
東京都立大学人文学部卒業。翻訳家。訳書に「原爆を盗め!」「自分の体で実験したい」「脳のなかの倫理」「小さな塵の大きな不思議」(以上、紀伊國屋書店)、「自然界に秘められたデザイン」(河出書房新社)、「冥王星を殺したのは私です」(飛鳥新社)ほかがある。

内容説明

37万点もの歴史遺産はいかに救われたか―西アフリカ・マリ共和国中部のトンブクトゥは、古くから金や岩塩、奴隷などの交易で繁栄、イスラム文化が花開き、16世紀には100以上のコーラン学校やモスクが建てられた「古の学術都市」である。各家庭でひそかに保存されてきた往時の手彩色の古文書の多くが図書館に納められて数年後、アルカイダ系組織がマリ北部を制圧した―。全米で話題をさらったノンフィクション。

目次

重責を負わされた少年
失われた黄金の歴史
古文書を探す苦難の旅
私設図書館第一号の誕生
トンブクトゥの新たな春
忍び寄るイスラム原理主義
警戒を強めるアメリカ
吹き荒れるテロの嵐
危険な同盟
トンブクトゥに迫る戦火
征服と抑圧
古文書救出作戦の開始
破壊と残虐
トンブクトゥ脱出
南下する恐怖
フランスの軍事介入
ニジェール川の輸送作戦
勝利と解放
戦いの終焉

著者等紹介

ハマー,ジョシュア[ハマー,ジョシュア] [Hammer,Joshua]
ニューヨーク生まれ。プリンストン大学で英文学を専攻。1988年に『ニューズウィーク』に入社し、ビジネスやメディア関係の記事を担当。1992年から2006年までは、五つの大陸で同誌の支局長兼特派員をつとめる。2007年からはドイツのベルリンを拠点に世界各地を取材し、『スミソニアン』誌、『アウトサイド』誌、『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』誌などに定期的に奇稿。2016年度の全米雑誌賞など、ジャーナリズム関係の賞を多数受賞している

梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
東京都立大学人文学部英文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oldman獺祭魚翁

52
図書館 なかなか面白い本です。タイトルにある図書館員という人物はマリ共和国のトゥンブクトゥーにある古文書保管所の持ち主で管理者ハイダラ氏で決して普通の図書館員ではありません。彼が聖戦主義者の支配下でいかにして38万冊に及ぶ写本(古文書)を守り抜いたかの話ですが、それより面白いのはあまり知られていない「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」というジハード主義者 ベルモフタールやアブ・ゼイドといった幹部達の事が解るところです。 自分がまだまだ学びが足りないことが解りました。2017/08/11

ぶんこ

50
皆さんの評価が高いだけに途中で挫折したくなかったのですが、私には難解でした。西アフリカで遙か昔から高度な教育が行われていたという事に驚き、何百年も前の貴重な文献が手書きで紘く拡散され、大事に保管されていた。驚く事ばかりで、興味は尽きないのですが、著者の誠実な真面目さからでしょう、関連する事柄、人々の長いカタカナ名がドンドン出てきて、私のオロチョン頭では追いつきませんでした。西欧のアフリカへの偏見からの決めつけに驚き、全く逆な大らかな文献保護の為の寄付にも感動しました。2017/08/04

takeapple

36
ここで言う古文書は、日本では古写本という類かとも思うけど、中世の頃からの多様で豊かな歴史を語る貴重な文化遺産であることには変わらない。それをまず集めて図書館に保存していたこと、しかもその殆どが私設図書館だということ、マリという開発途上国であったことがすでに素晴らしいことだと思う。更にアルカイダなどから守るために命がけで働いた人がいたということは二重に凄い。AQIMやトゥアレグ人が出てきて独立国家を作ろうという動きは、元はヨーロッパ諸国の植民地支配や貧困が原因だと思うので、テロの根絶は相当難しいと思うけど、2017/09/23

テツ

33
人間が生きていく上で得た知識を記し次の世代に引き継いでいく古文書。人間の叡智。より良い明日を夢見て子孫がそこに到達するようにとの願望。アフリカのマリでアルカイダとその周囲の争いにより燃やされ破壊されそうになった何十万冊にも及ぶその叡智の結晶を密かに運び出し命を賭して安全な場所に運んだ人たちがいた。弱く儚い人間がその短い一生で得た何かを次代に次ぐための文字と書物。どんなことがあろうとそうして悲しく切なく遺伝子と共に語り継ごうとする人間の文化(情報)を破壊するような戦争は駄目だ。2017/10/23

紅蓮

25
古文書を探し集める冒険譚にグイグイ引き込まれ、常に不穏なアフリカ情勢の不勉強を悔やみつつ、現在進行形での解決を祈ります。2018/05/07

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