出版社内容情報
子どもを「被害者」にも「加害者」にもしないために――著名な児童精神科医が、他人の感情や心理をわがことのように感じ理解する「共感」こそが人が人として社会の中で生きていく鍵だとして、その育て方や欠落した場合の弊害を描く。
孤立した子育て、虐待・ネグレクトなど幼少期のトラウマ、母親のうつ病、集団の同調圧力などが「共感力」の発達に与える悪影響とともに、自閉症・アスペルガー症候群、ミラーニューロン、レジリエンス(逆境から立ち直る力)など、「共感」をめぐる最近の研究成果を紹介し、心身の健康には人に共感を寄せる能力や他者とのふれあいが不可欠であると説く。また、世界各地の2,800校以上で採用され、いじめの解消にも効果をあげているという「ルーツ・オブ・エンパシー(共感の起源)」などのプログラムを紹介し、子どもたちが健全な共感力を身につけるための方法を提言する。
【著者紹介】
ブルース・D.ペリー:NPOチャイルド・トラウマ・アカデミー上席研究員、FBIのコンサルタント。子どもの発達とトラウマの分野での世界的権威の一人。コロンバイン高校銃乱射事件、9.11など、多くの有名な事件でトラウマを負った子どもの治療を手がけた。
内容説明
人とつながり、分かちあう社会への処方箋。孤立した子育て、虐待・ネグレクトなどの幼少期のトラウマ、集団の同調圧力が「共感力」に与える悪影響とともに、自閉症・アスペルガー症候群、ミラーニューロン、レジリエンスなど、「共感」をめぐる最近の研究成果を紹介し、子どもたちが健全な共感力を身につけるための方法を提言する。
目次
1 楽園は人のいるところ
2 顔の話
3 人が恋しい
4 濃すぎる世界
5 嘘と結末
6 冷酷な心
7 レジリエンス
8 カメレオン
9 おれたち対やつら
10 テレビに育てられて
11 みんないっしょに
エピローグ 登場人物のその後と各種プログラム
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