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子どもの共感力を育てる

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314010962
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0011

出版社内容情報

子どもを「被害者」にも「加害者」にもしないために――著名な児童精神科医が、他人の感情や心理をわがことのように感じ理解する「共感」こそが人が人として社会の中で生きていく鍵だとして、その育て方や欠落した場合の弊害を描く。

孤立した子育て、虐待・ネグレクトなど幼少期のトラウマ、母親のうつ病、集団の同調圧力などが「共感力」の発達に与える悪影響とともに、自閉症・アスペルガー症候群、ミラーニューロン、レジリエンス(逆境から立ち直る力)など、「共感」をめぐる最近の研究成果を紹介し、心身の健康には人に共感を寄せる能力や他者とのふれあいが不可欠であると説く。また、世界各地の2,800校以上で採用され、いじめの解消にも効果をあげているという「ルーツ・オブ・エンパシー(共感の起源)」などのプログラムを紹介し、子どもたちが健全な共感力を身につけるための方法を提言する。

【著者紹介】
ブルース・D.ペリー:NPOチャイルド・トラウマ・アカデミー上席研究員、FBIのコンサルタント。子どもの発達とトラウマの分野での世界的権威の一人。コロンバイン高校銃乱射事件、9.11など、多くの有名な事件でトラウマを負った子どもの治療を手がけた。

内容説明

人とつながり、分かちあう社会への処方箋。孤立した子育て、虐待・ネグレクトなどの幼少期のトラウマ、集団の同調圧力が「共感力」に与える悪影響とともに、自閉症・アスペルガー症候群、ミラーニューロン、レジリエンスなど、「共感」をめぐる最近の研究成果を紹介し、子どもたちが健全な共感力を身につけるための方法を提言する。

目次

1 楽園は人のいるところ
2 顔の話
3 人が恋しい
4 濃すぎる世界
5 嘘と結末
6 冷酷な心
7 レジリエンス
8 カメレオン
9 おれたち対やつら
10 テレビに育てられて
11 みんないっしょに
エピローグ 登場人物のその後と各種プログラム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
精読。修士論文用。 学術書に分類されるだろうけどものすごく読みやすい2019/11/27

イカカイガカ

1
幼少期の愛情のかけられ方が心身にどのように影響するのか具体的な人物を複数取り上げ詳しく解説している。脳に多大な影響を与えるため、その影響は人生全般に及ぶ。ただしそれでも改善の可能性はある。「人を愛し、慈しむことができるか否かは、人生全般を通じて私たちの心身に影響を与える。しかし、家庭での人間関係が最初の土台を設定するとはいえ、子どもが成長していくときには、友人や仲間との関係やもっと広い社会とどう関わっていけるかが大きな意味を持ってくる」子育てをしている人はもちろん、一人でも多くの人に読んでほしい良書。2015/09/26

saku_taka

0
共感に関して科学的な研究ではどういうことがわかってきているか,共感を伸ばすにはどうしたらよいのか,ということを解説している。2015/09/15

ayu

0
子育てに現在進行形で関わっている身なだけに、とてもためになる分析、実在のケースを取り上げての検証は納得のいくものばかりだった。2019/06/27

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