流線形シンドローム―速度と身体の大衆文化誌

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流線形シンドローム―速度と身体の大衆文化誌

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314010351
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C0020

出版社内容情報

20世紀前半に一世を風靡したデザイン、流線形。スピード化・合理化の時代を象徴するそのイメージは、自動車や機関車にとどまらず、日用品や大衆文化、女性の身体に至るまで感染症さながらに拡大適用されてゆく。
本書は、科学/ファッション雑誌等を渉猟し、米国・ドイツ・日本でそれぞれ特徴的に展開した流線形イメージの系譜を比較文化論的に描く。。★図版178点!

【目次】
はじめに
●第1部 流線形メイド・イン・USA
○第1章 プレ流線形時代
国道66号線
感覚的デザインから科学へ
用語「流線形」の登場
イメージ言語への胎動
エッフェル塔と流線形
白バイにはご用心
未来の係数としての流線形
チャーチル、未来を語る
設計技師の見方
取りつけ簡単な流線形フェンダー
クジャクの真似をする鴨
外部と内部の相関性
自然界の流線形モデル
自然から流線形を学ぶべし
形状ではなくメカニズムである
一九三〇年代のカブト虫たち

○第2章 一九三〇年代、流線形大衆化時代
エアフロー一九三四年型
流線形の時代
浮遊するドライブ
モダンな記号としての流線形
流線形イメージの大衆化
流線形ゴルフクラブ
流線形マイクとハリウッド女優
流線形ミルクボトル
回転するハリケーン・ハウス
フランク・ロイド・ライトと流線形
目に見えない流線形
高速道路を流線形にする
テキサス警備隊から庭仕事まで
免許証を拝見します
サラリーマンのストレス解消法
流線形スピリット

○第3章 流線形シンドローム
流線形ガードル
新素材ラステックスの神話圏
記号としてのファスナー
ロング・トルソの憂鬱
表層の美は内部から
美人コンテストに見入る奇人
優生学の胎動
トゲなしサボテンの悪夢
流線形ポテト
機能美こそファッションだ
優生学的「流線形ファンデーション」
ニューヨーク世界博覧会
『ヴォーグ』一九三九年二月一日号
優良な人間植物としての女性
流線形シンドローム
ガソリンスタンドのおやじさん

●第2部 ドイツと日本の流線形
○第4章 流線形帝国ナチス
ヒトラーの開会宣言
流線形の母国
共通する語り口
本家争いの表象構造
魔法の長靴
脳天気なハリウッド女優
自然の永遠の法則
有機的シルエットの政治学
「ドイツの技術」イデオロギー
「ドイツの技術」としての流線形
厳格な言語運用という罠
高校教師の憂鬱
ナチス高級官僚の怒り
ショッケン百貨店の危機

○第5章 記号の帝国ニッポン
北原白秋の矜持
大正一四年の流線形
共通する語り口
のようなもの
悠長なものである
緑風薫るデビュー
満鉄「亜細亜号」の号砲
小説『亜細亜の曙』
「であること」と「すること」
お上りさんの美意識
昭和九年、流線形シンドロームの時代
夢野久作の怪奇世界
高校教師、苦渋の真意
記号の帝国
科学時代の迷信
春の麗人を装ふ
流線型アベツク
若き伍長は居眠りぬ

★「週刊ポスト」3/21号(3/10発売)書評欄にて、翻訳家鴻巣友季子氏「ぜひご一読を!」という推薦の言葉で紹介していただきました。

【著者紹介】(はら かつみ)
早稲田大学教育学部教授。1954年、長野県生まれ。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程中退。
神戸大学国際文化学部、立教大学文学部を経て現職。2001~2002年、ベルリン・フンボルト大学客員研究員。
専門は表象文化論、ドイツ文学。著書に、『暮らしのテクノロジー』(大修館書店、2007年)、『ポップ科学大画報①』(ワールドフォトプレス、2007年)、『ポピュラーサイエンスの時代』(柏書房、2006年)、『悪魔の発明と大衆操作』(集英社新書、2003年)、『死体の解釈学』(廣済堂出版、2001年)、『モノの都市論』(大修館書店、2000年)、『書物の図像学』(三元社、1993年)。訳書に、U・ポーシャルト『DJカルチャー』(三元社、2004年)、F・キットラー『ドラキュラの遺言』(共訳、産業図書出版、1998年)、『キットラー 対話』(共訳、三元社、1999年)などがある。

内容説明

自動車、機関車から、建築、警察、ゴルフクラブ、ミルクボトル、流行歌、デートコース、女性の身体にいたるまで…すべての道は流線形に通ず!?1930年代、アメリカ・日本・ナチスドイツ―かっこよくも危ういイメージの系譜をたどる。

目次

第1章 流線形メイド・イン・USA(プレ流線形時代;一九三〇年代、流線形大衆化時代;流線形シンドローム)
第2部 ドイツと日本の流線形(流線形帝国ナチス;記号の帝国ニッポン)

著者等紹介

原克[ハラカツミ]
早稲田大学教育学部教授。1954年、長野県生まれ。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程中退。神戸大学国際文化学部、立教大学文学部を経て現職。1985~1987年、ボーフム・ルール大学客員研究員。2001~2002年、ベルリン・フンボルト大学客員研究員。専門は表象文化論、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Mentyu

3
20世紀前半に流行した流線形表象について、アメリカ・ドイツ・日本を対象として分析した本。筆者の語学力と、表象文化論研究者としての能力があます所なく発揮されており、非常に興味深く読み進めることができた。社会のあらゆる言説に流線形が入り込む「流線形シンドローム」という概念もなかなか面白い。ただ、調査対象がSFにおける流線形表象にまで及んでいなかった点については惜しく思われた。2018/01/08

エイジ

0
8月に原先生の講演会に参加して。「流線形」という言葉から、ここまで様々なことと関連させるとは……。2015/10/10

ジェイドメタル

0
戦間期のバズワード「流線型(=streamline)」の受容のされ方及び米独日でのその差について。米では優生学と結びつき、独では国家社会主義と結びつき、日本では記号的に遊ばれた。2013/06/07

shuura

0
自動車、ファッションなどの事例を挙げながら、アメリカ、ドイツ、日本など国ごとに考察されている。 分かりやすく、おもしろい。2018/03/12

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