内容説明
本書は、当代きっての脚本家が書き下ろした、アインシュタインとひとりの女性を主な登場人物としたドラマ仕立ての作品である。舞台は中欧のとある都市にある古い建物の中の書斎。科学に不案内と思われる女性の質問に、アインシュタインもたじたじ。この書斎は魔法のドア付きで、ドアを開ければ、ある時は満天の星、またある時はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン…。映画的ともファンタジー的とも思える、もっともやさしい相対性理論入門、科学入門の本である。
目次
1 アインシュタインさん、いらっしゃいますか
2 アインシュタインさん、語り始める
3 相対性と絶対性
4 ニュートン登場
5 ナチスとファシズムの影
6 「神はサイコロをふらない」
7 ヒロシマ
8 万物の理論をめぐって
9 永遠の旅路
著者等紹介
カリエール,ジャン=クロード[カリエール,ジャンクロード][Carri`ere,Jean‐Claude]
1931年南フランス生まれ。23歳で小説家としてデビューし、まもなく映画の脚本を書きはじめる。1963年に映画監督ルイス・ブニュエルと出会い、彼との20年にわたる仕事を含め、これまでに130本余りの脚本を手がける。映画「昼顔」「存在の耐えられない軽さ」「ブリキの太鼓」や舞台演出家ピーター・ブルックのために「マハーバーラタ」「妻を帽子とまちがえた男」「テンペスト」などの脚本がある一方で、俳優、声優、監督、作家としても活躍
南條郁子[ナンジョウイクコ]
お茶の水女子大学理学部数学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuka M
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