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いまこの国で大人になるということ

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314010054
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【執筆】苅谷剛彦/玄田有史/菅野仁/山田昌弘/浜田寿美男/茂木健一郎/佐倉統/吉澤夏子/島田裕巳/内野正幸/武田徹/紅野謙介/斎藤環/佐藤健二/西研/小谷野敦


2006年掲載
サンデー毎日6/4、日本経済新聞6/4、四国新聞6/10、信濃毎日新聞6/11、北國新聞6/4、徳島新聞6/4、大学新聞6/25、出版ニュース7月中間号


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著者それぞれの個性を十二分に自由に発揮してもらうことで、
「いまこの国で大人になるということ」への多様な切り口・語り口が生まれる。
それらが一冊の書物として束ねられ、協奏し合うことで、
一人の著者ではできない競演・共演ができる。
                        (「まえがき」 より)

内容説明

さまざまな分野の第一線で活躍中の著者たちによる、“大人になる”ということをキーワードに、自分なりの視点から現在の若者を囲む情況を浮き彫りにした、ポジティブな考え方・生き方につながるメッセージ。

目次

わからなくていいのだ(玄田有史)
大人になることの苦味と希望―“半歩先を行く自分”を見出す(菅野仁)
できちゃった婚から一生独身まで―家族のなかで大人になること(山田昌弘)
大人をつくれない学校(苅谷剛彦)
「将来」によって食いつぶされる「いま」―「発達」という視線(浜田寿美男)
大人になっても忘れてはいけないこと(茂木健一郎)
ヒトは二段階で大人になる―生物として、人間として(佐倉統)
理不尽な現実をどう受け止めるか―男/女になるということ(吉澤夏子)
大人になるためのイニシエーションとは(島田裕巳)
法律の視点から見た“子ども”と“大人”―権利・ルール・社会参加(内野正幸)
こうしてメディアは「大人」になりそこねた(武田徹)
たいがいのことは映画から教わった―映画少年における「大人」の世界(紅野謙介)
サブカルチャーとともに大人になること(斎藤環)
歴史と出会い、社会を見いだす(佐藤健二)
大人になること、自由になること(西研)
大人/子供の危うい綱渡り(小谷野敦)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

7
素晴らしい本。それぞれの観点で書かれているので、読む側もいろんな刺激を受ける。高校生とかに限定しないで、誰が読んでもよいホンだ。今、大人って・・・ということを、もう一度考えてみることも、とでも大切な時代だと思う。ただひとつ、変化・成長し続けるということだ2013/11/10

NICK

7
二十歳もとうに過ぎているのにこんな本を読むというのも気恥ずかしい気もするが、しかし自分の現状の処方箋になるかと思い手にとってみた。法学や社会学、精神分析、宗教学などなど、様々な分野の論者が「大人になること」(=成熟?)がどういうことかを論じていく。おおまかに言って「大人になる」とは思い通りにならない現実を他者として受け止めるか、あるいは「大人になること」そのものの枠組みをどうするかという語り口に二分されるように思う。現実的なのは言うまでもなく前者だ。しかし斎藤環のいう後者もヴィジョンとしては捨てがたい……2013/09/22

ぷるぷる

4
大失敗。社会的な内容かと思った。大人から若者への提言の体をとっているが結局自分の得意分野の話にすり替えて自身の実績というか自慢話を滔々と述べているだけ。若い人に説教する年寄りの気持ちは自分がその歳になってもやっぱり分からなかった。30~40代前半くらいまでの実社会で足掻いている人たちの話のほうが断然若者向きなのではないだろうか。一応共感したのは吉澤夏子氏の「理不尽な現実をただそのままに受け入れることが大人になること」西研氏の「(大人になることは)人生の主人公である」の2つ。子どもには勧められない本でした。2019/10/01

ステビア

4
良著。高校生に読んでほしい2013/10/28

いのふみ

3
熱い言葉で煽らず、論理的で冷静なアドバイスをしているところに信頼がおける。これが大人の態度。情報化社会やメディア、ジェンダーなどの状況がかつてとは大きく異なるなか、むしろ大人になることの難しさを説いている。若者たちが「大人」であることの思考を始めるのはこういう時だろう。世論や流行、わかりやすいもの、安易な意見に流されず、自分の頭で考えるということ。2023/01/20

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