出版社内容情報
《ゆりかごから墓場まで》イギリス人のホントの本音!
イギリスの建前と本音から日本の将来を占う」視点で、ユーロ・家族・教育・若者・老人介護、と“ゆりかごから墓場まで”の各シーンにおけるイギリス社会の建前と本音を、明晰に読み解く。返す刀で「大人の国」ってホントにいいの? と日本人に問いかける、軽快でユーモラス、そしてピリッと辛い比較文化論。
各新聞、雑誌で紹介されています。
1/6日本経済新聞「毒のあるユーモアもさえる」、1/23東京新聞夕刊「建前と本音のバランスに苦心する英国の姿は、日本人の幻想を砕くが、より現実的な親しみと学びにつながる」、2/2朝日新聞「日本社会にも参考になる話が満載だ」、2/3毎日新聞夕刊「ゆとりの教育や豊かな老後など『お手本となる英国』は、英国人の建前にすぎないとバッサリ」、2/9毎日新聞「舌鋒鋭くもユーモア溢れるイギリス論」、2/24発売週刊朝日「日本人の英国崇拝が井かに観念的かに迫る」、3/2産経新聞「従来のイギリス本とは違うバランス感覚溢れた爆笑本」、等。
内容説明
『イギリス人は「理想」がお好き』に続く第二弾!!抱腹絶倒の比較文化論。
目次
はじめに ゆりかごから墓場まで―イギリス人の建前と本音から、日本の将来を占う?
第1章 ゆりかごの値段はなぜ高い!?―ユーロ物価の本音は イギリス独立ばんざい!
第2章 子持ちvs子フリ―子持ち優遇社会と子フリの反撃 誰だって楽して生きたい!
第3章 ゆりかご以前の生命倫理―完全を求めて胎児から始まる不平等?
第4章 理想のゆとり教育で、子供の創造性もバッチリ?―読み書き計算・詰め込み教育へのUターン
第5章 ユース・カルチャーの最前線―だけどユースだって年を取る…
第6章 マルチ・レイシャル・ブリテンの嘘―白人の本音と右翼の人気
第7章 世界一の陪審員制度―クジ引き判決で本当に大丈夫?
第8章 ゲイもOK、飛んでる大人社会―実際は甘くない、家族ごっこの痛み
第9章 安楽死は許さない!―でもやっぱり死ぬ時は楽に死にたい…
第10章 死に場所の選択―無料老人ケアの本音は ミドル・クラスの遺産を守れ!?
第11章 やっぱりイギリス、最期までDIY―通夜もナシ墓石もナシの簡単お葬式
著者等紹介
緑ゆうこ[ミドリユウコ]
1958年2月17日神奈川県鎌倉市生まれ。1991年第72回文学界新人賞受賞。イギリス人写真家と結婚、1988年よりロンドン郊外に在住
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