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演出術

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  • サイズ A5判/ページ数 377p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784314009027
  • NDC分類 771.6
  • Cコード C0074

出版社内容情報

「世界の蜷川」が、演出の秘密をすべて語る


「世界の蜷川」と呼ばれ、日本を代表する演出家が、自らの演出家人生と代表作について語り尽くす。俳優から演出家への転身、新劇からアングラ、商業演劇を経て、海外公演が認められるまで、蜷川を支えてきたものとは? 戯曲分析や俳優教育、スタッフワークなど、具体的な演出技術について語すべてを語る。年々、活動の幅を広げる脅威的なパワーの秘密とは?

日経2/24、朝日3/10「かれらが夢にみたのは、清々しい鳥瞰の視線を持った<神>になることだったのだ」久世光彦評。秋田魁新聞、岩手日報、新潟日報、神戸新聞、中国新聞、熊本日日新聞「蜷川の素直さに心打たれることが幾度もあった」太田耕人京都教育大学助教授。他地方紙多数掲載。

内容説明

日本を代表する演出家・蜷川幸雄が自身の代表作とその時代的背景、演出のテクニックについて、あますところなく語った待望の一冊。時代とともに疾走した新宿・アングラ時代の舞台から、激烈な批判を呼んだ商業演劇への転身、そして海外公演の挑戦と成功―。たぐいまれな演出家の情熱を、かきたててきたものは何なのか?その想像力の秘密に迫る。

目次

グリークス
王女メディア
真情あふるる軽薄さ
血の婚礼
タンゴ・冬の終わりに
盲導犬
下谷万年町物語
近松心中物語
にごり江
近代能楽集(『卒塔婆小町』、『弱法師』)〔ほか〕

著者等紹介

蜷川幸雄[ニナガワユキオ]
1935年埼玉県川口市生まれ。演出家。55年に劇団東俳へ入団、俳優活動を経て68年に清水邦夫作『真情あふるる軽薄さ』で、演出家としてデビュー。時代と切り結ぶ迫力ある舞台で、若い世代を中心に絶大な支持を得た。74年『ロミオとジュリエット』を契機に、商業演劇へ進出、以後、『近松心中物語』(芸術選奨受賞)『NINAGAWAマクベス』などで演出家主導の舞台を成功させた。83年『王女メディア』のギリシア公演以降、ロイヤルシェイクスピア・シアターとの『リア王』など、海外公演も積極的におこなっている。2000年秋、11時間におよぶギリシア悲劇の大作『グリークス』で紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞。2001年秋の紫綬褒章はじめ受賞多数

長谷部浩[ハセベヒロシ]
1956年埼玉県与野市生まれ。演劇評論家。現在、東京芸術大学美術学部先端芸術表現科助教授。82年より雑誌「新劇」に劇評を書き始める。98年『傷ついた性デヴィッド・ルヴォー演出の技法』(紀伊国屋書店)で、第3回国際演劇批評家協会日本センター(AICT)演劇評論賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまねっと

5
蜷川幸雄の代表作について、長谷部浩とのインタビューで本人が語る。演出作の多さにびびっていたけど、どの作品にも蜷川さんは緻密な演出プランを基に舞台を構成していたんだなと、読んでいて思った。 役者が引き立つ演出をしているようには見えるよ、やっぱり。でも、蜷川舞台特有の演技が僕はあまり好きではなかった。 でも、もっと蜷川舞台を観ておくんだった。チケット代の高さに尻込みしていたけど、やっぱり観ておけばよかった。2020/06/05

Haruka Fukuhara

4
演劇の言葉には力があって見てるとわーっと叫びたいような衝動にかられることがある。と文字にするとただの変な人だけど…。蜷川幸雄のインタビューを読んでいるとそれに似た気持ちになって語られている舞台のシーンが目に浮かぶような気がした。何というか、得体の知れない力、ニーチェの言うディオニュソス的なものを感じるというか何というか。2017/03/07

くるまやさん

1
空気を読まない勇気と、一生消えない傷を負う覚悟2016/02/05

Tan Tan

1
演出家蜷川幸雄さんがこれまで演出した舞台の演出意図やその背景をインタビュー形式で語った本。 演出系の本はほとんど読んだ事がなかったんですが、わかりやすい話だなとは思いました。 その芝居の映像などを改めてみるとまた感じ方も変わってくるんだろうなと思いました。他の演出家の本も読んでみたい気にさせてくれる本でした。2015/12/12

樹海迷路

1
芝居を観に行く時の決め手は、演出家と次いで作品。出演者で選ぶことはないが、いい演出家の作品はやはり役者さんもいいのだ。蜷川さんの舞台はかなり観てきた方だと思う。美しい舞台、激しい舞台、強烈なインパクトを与えてくれる舞台。数多くの感動を与えてくれた人です。舞台を観ているから、尚更に面白いですよ、この本。非常に勉強になりました。「演出を瞬間的に判断するために、自分の体調と感覚を研ぎ澄ます。」という蜷川さん。カッコいいよなぁ。2014/05/11

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