出版社内容情報
これまでの生命観・家族観をゆるがす驚愕の未来予想図
人工授精、代理出産、体外受精、凍結精子・卵子、代理精巣・卵巣、クローニング……。
生殖技術の進歩は、「不妊」という難題を次々に解決していくだろうが、それ以上に、われわれの性行動や家族のかたちを根本的に変えてしまう力を持っている。
未来のテクノロジーと市場原理、そして太古以来の人類の欲望が結びついたとき、いったい何がおこるのか?
近未来の性生活を描くショートストーリーと平易な科学的検証を織り交ぜながら、21世紀のライフスタイルを大胆に予測していく。
内容説明
人工授精、代理出産、体外受精、凍結精子・卵子、代理精巣・卵巣、クローニング…。生殖技術の進歩は、「不妊」という難題を次々に解決していくだろうが、それ以上に、われわれの性行動や家族のかたちを根本的に変えてしまう力を持っている。未来のテクノロジーと市場原理、そして太古以来の人類の欲望が結びついたとき、いったい何がおこるのか?近未来の性生活を描くショートストーリーと平易な科学的検証を織り交ぜながら、21世紀のライフスタイルを大胆に予測していく。
目次
第1部 核家族の衰退(父子鑑定と扶養義務;弱まるきずな)
第2部 不妊の終焉(女性の場合―体外受精と代理出産;男性の場合―人工授精と体外受精 ほか)
第3部 生殖パートナー選び(避妊カフェテリア;生殖レストラン)
第4部 未来の男女関係―悪夢かバラ色か(家族、浮気、世界人口;近親相姦、人間関係、法 ほか)
第5部 タイム・ワープ(更年期を越えて、死を越えて;自然の尊厳)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ
2
クローンや体外受精、また精子・卵子バンクによって、不妊問題が無くなり、同性愛者を含めほとんど誰もが自分の遺伝子を持つ子供を持つことが可能になった未来を少々グロテスクな小説を交えながら予測する本。2000年に刊行された本で若干内容は古いかも。他に書くべきことはたくさんあるのだが、何よりもこの本で感動?したのが、代理出産に寄せられる批判への痛烈な回答。代理出産の依頼者の母親が自分の腹を痛めて子供を産んでいないことの何が悪いのか?と筆者は言う。それは自ら授乳しないで粉末ミルクを与えることを是としたり、母親の手に2016/07/15