科学選書<br> 動物の意識 人間の意識

  • ポイントキャンペーン

科学選書
動物の意識 人間の意識

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314008167
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C1340

出版社内容情報

動物に意識はあるのか。それは人間の意識とどのように違うのか。意識の起源をどう考えたらよいのか。
国際的な生理学者が,類人猿の鏡実験や言語実験,イルカ,犬や猫,ビーバーやハチなどの意識をめぐる観察例をとりあげ,意識という難問に挑む現代科学の最前線の話題をやさしく解説する。


1章 究極の挑戦
     意識の生存上の利点
     自意識
     意識の発達
     脳の構造と意識
     身体に及ぼす心の影響、心に及ぼす身体の影響

2章 脳と心をめぐる初期の思想
     古代ギリシア人の自然探求をめぐる予断

3章 動物の意識
     ロスチャイルド博士との対談
     エックルス卿との対談
     グリフィン博士との対談
     学習能力
     意識のレベル
     鏡と自意識
     自意識の曙
     量子的飛躍
     死の意識
     ハチの意識

4章 人間の心を探る
     脳の電気刺激
     分離脳
     自由意志と分離脳
     視覚と分離脳
     モジュール構造としての脳
     記憶と匂いの感覚

5章 睡眠と夢
     睡眠、ならびに脳幹切断術の影響
     睡眠と覚醒

6章 脳の進化―人間社会・神話・芸術の出現 意識に刻まれた自然
     人間の脳の発達と言語の出現
     脳の発達を促す文代の影響
     存在のはかなさと死の自覚
     心に及ぼす自然の影響
     美意識と動物
     自然と芸術

7章 思考と脳内の事象
     下等動物と思考
     脳の活動部位をつきとめるスキャニング技術
     脳の構造的発達
     エックルスの仮説
     意識をめぐるスペリーの見解
     究極の謎

補  遺
     究極の謎
     ロスチャイルド博士との対談
     エックルス卿との対談
     グリフィン博士との対談

内容説明

本書は、実験生理学の立場から動物の行動の原動力を探究するうちに意識の謎に強い関心を抱くようになった著者が、意識をめぐる魅力あふれる問題の数々に、いま科学の立場からどこまで答えられるのか、追求したものである。類人猿の鏡実験や言語実験、イルカや犬・猫、ビーバーやミツバチなどの観察例に最新脳科学の知見を加え、意識のテーマで著名な科学者との議論を収録、意識の謎に挑む。

目次

1章 究極の挑戦
2章 脳と心をめぐる初期の思想
3章 動物の意識
4章 人間の心を探る
5章 睡眠と夢
6章 脳の進化―人間社会・神話・芸術の出現 意識に刻まれた自然
7章 思考と脳内の事象
補遺

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gentleyellow

0
98年にイギリスで、ラジオ番組と関連して書かれた本。意識が物理的脳の所産であり、従って進化生物学の観点から理解できることを語る。思想や文学が脳と意識に対してどのような解釈を行ってきたかを補足しつつ、動物実験や臨床的見地からの発見を解説する。十年以上前の本なので内容はやや古いが、この頃から脳科学の席巻が始まったことを思えば、その初期において判明していたことを知るのに役立つ。2012/04/14

technohippy

0
「さまざまな感覚情報を統合するために意識が生まれた」なるほど。2011/07/06

zeroset

0
 訳が生硬すぎて読みづらかったけど、内容は興味深い。2006/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/70324
  • ご注意事項

最近チェックした商品