出版社内容情報
東京ディズニーランド,メディア天皇制,都市,TVアニメ,ファミコン(RPG),電話,そしてオウム真理教,メキシコシティ,自閉的でヴァーチャルな消費社会的リアリティの浸透と,そこに亀裂を走らせるさまざまな崩壊現象。80年代末から90年代にかけての事件・現象を鋭く論じつつ,リアリティの変容を水平と鉛直の両軸から測定する気鋭の同時代論。
内容説明
東京ディズニーランド、オウム真理教、マスコミ、天皇制、都市、TVアニメ、ファミコン(RPG)、テレフォン、メキシコ・シティ、ジャン・ボードリヤール、孤独な群衆…80年代後半~90年代の事件・現象を見つめ、人びとのリアリティの変容を水平・鉛直の両軸から測定する同時代論。
目次
メディア天皇制の射程
遊園地のユートピア
ディズニーランド化する都市
ブラウン管のなかの子ども文化
テレフォンのある風景
われわれ自身のなかのオウム
「情報」としての身体
メディアのなかの世紀末
メキシコシティからの現在
到来する大衆消費社会 F・L・アレン「オンリー・イエスタデイ」を読む
消費する「孤独な群衆」 D・リースマン「孤独な群衆」を読む
モノたちの語りのなかで J・ボードリヤール「消費社会の神話と構造」を読む