出版社内容情報
「アメリカで最も人気のあるイラストレーター」ロックウェルが唯一残した絵本を,谷川俊太郎の名訳でおくる。ほんとうの自分を見つけるために,群れも家族も離れたツグミのウィリー。親友のホリーさんに見出された音楽の才能は,ウィリーの運命を変えてゆく。心暖まる名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
10
ノーマン・ロックウェルに絵本が一冊だけあると知り、読んでみる。「Willie Was Different」を「特別」と訳す谷川俊太郎さん、さすがである。解説があるので、この本ができた経緯などもふくめ、より一層深く味わえる。認める人があってこその才能。その才能を伸ばすか、だめにするかも、まわりの人次第。2016/04/27
mntmt
9
ノーマン・ロックウェルの絵が懐かしかった。原題:Willie Was Different2015/04/21
うさこ
9
ノーマン・ロックウェル氏の絵は大好きです。何気なく絵本の棚を覗いてみて発見しました。訳も谷川俊太郎氏で申し分ないと思います。つぐみのウィリーがなぜ”とくべつ”なのか。自分を信じているからでしょうね。もちろんポリーさんとの出会いがあったからこそ有名になったけど、自分は有名になることを望んではいなかったはず。ポリーさんと音楽を創っていきたかったのでしょうし、また、その夢が叶ってよかったです。2013/07/09
喪中の雨巫女。
8
《妹‐蔵書》【再読】絵が、素敵だなあ。有名な画家さんらしい…知らない。2012/09/02
遠い日
4
とにかくこの人の絵が好き。アメリカの匂いがする。つぐみのウィリーの物語は、自分の才能を信じられるか、そして、その能力を開花させるにふさわしい場所が必要だということについて語る。さらには、自分の才能を認め、応援してくれる人がいればベストだということにも触れる。ウィリーとよき理解者ポリーさんの、高めあい深めあう関係がすてきだ。2013/10/18