文化人類学叢書<br> 人というカテゴリー

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  • サイズ B6判/ページ数 550p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314007078
  • NDC分類 389
  • Cコード C1330

出版社内容情報

「人」や「自分」という概念は自明なように見えて,実は時代や文化によってさまざまに変容している。このことを指摘し,それは哲学や心理学の問題である以上に社会的・イデオロギー的な問題だと述べたのが,マルセル・モースだった。本書は,このモース論文をめぐって開催されたシンポジウムの記録であり,実に多様な分野の研究者たちがその展開を試みている。

内容説明

本書は、モース論文をめぐって開催されたシンポジウムの記録。モース論文を巻頭に置いたうえで、実に多様な分野の研究者たちがその展開を試みている。古代のギリシャ・インド・中国から、近代のアフリカやパプア・ニューギニアに至るさまざまな社会の事例が紹介され、またヨーロッパの思想史が振り返られ、それぞれの場所で「人」の概念がどのように形成されているかが、議論の的になる。そこでは何が普遍的なのか、何が文化によって変化するのか。本書は、人間存在の最も基本的な部分にかかわる議論であるとともに、「カテゴリーの社会史」ともいうべき方法による西欧近代の問い直しの試みともなっている。人類学、哲学、歴史、社会学、心理学といった多くの領域に、まちがいなく知的刺激を与える一冊。

目次

1 人間精神の一カテゴリー―人格(パーソン)の概念および自我の概念
2 人格というカテゴリー―モース晩期の論文を読む
3 カテゴリーか、概念か、それともプレディカメントか
4 マルセル・モースと、ギリシャの伝記・自伝における人格の探求
5 現代人の起源・再考―近代個人主義のキリスト教的端緒
6 人格と個人―人類学的考察
7 アフリカの自己表現―公的な自己と私的な自己
8 天と地の間―中国における自己の概念
9 カシミールのバラモンにおける浄と力
10 仮面と人間
11 自己の社会史―もう一つの選択肢として
12 人格

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷほは

1
M.モースが1938年に発表した人格をめぐる論文に対する応答の論文集。モース論文自体が細かな流れをぶっ飛ばして部族社会からインド・中国、古代ギリシャからラテン世界、キリスト教以後の西欧から心理学主義的自己概念まで、すれ違いざま下半身を撫でていく痴漢行為じみた拙速さで通り過ぎるため、論者も観念論からの批判やインド哲学や中華思想からの批判もあり、本全体として多重人格の如き症候。分析哲学はないがチャールズ・テイラーがおり、人類学者はいてもゴリゴリの人間学はない、その辺モースから始めることの限界なのかもしれない。2019/02/04

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