出版社内容情報
自然と神の掟に従いながらも人間存在を冷静に受けとめて歴史を叙述しようとしたギリシャ人たち,終末論によって支えられたキリスト教的歴史観,さらに自然や神に包摂されることのない一個の歴史的存在として人間をとらえる近世の歴史観へと,本書は歴史のみかたの根底にある人間の意識の変化と発展の足跡をさぐる。歴史の哲学へのすぐれた入門書といえるだろう。
自然と神の掟に従いながらも人間存在を冷静に受けとめて歴史を叙述しようとしたギリシャ人たち,終末論によって支えられたキリスト教的歴史観,さらに自然や神に包摂されることのない一個の歴史的存在として人間をとらえる近世の歴史観へと,本書は歴史のみかたの根底にある人間の意識の変化と発展の足跡をさぐる。歴史の哲学へのすぐれた入門書といえるだろう。