出版社内容情報
日常的な行為を素材にして,歴史を貫いて人々のあいだに伝承されたコミュニケーションの一つのかたちとしての演技,社会の約束事としての演技をさまざまな角度から分析する。日本の古典や民俗学の成果を駆使しながら,日常生活にあらわれた意識的・無意識的演技が歴史をどのように形作ってきたかを考察する名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
てれまこし
4
副題からするとゴフマンの影響がありそうだが言及はない。著者は能・狂言などの評論家らしいが、本書は柳田や折口の民俗学の影響が濃い。ゴフマンのように現実の(多元的)社会はこうなってるという理論的叙述ではなく、遊び、食事の準備や作法、教育法、政治などに無意識のうちに行なわれている演技的側面を浮き彫りにしていく。近代化における遅れを取り戻すという目的からだが、演技を嘘やまやかしとして否定するのではなく、演技と自覚せず演技している状態から自覚的な演技設計へと移行させるため。「まず演じさせられてるのを気づけ」ってこと2026/02/23
らむだ
1
遊戯・呪術・饗宴・所有・祭政・教育・裁判・風俗の八章構成で社会現象としての演技について考えていく一冊。2013/02/16
らむだ
0
cf.2011/10/06
阿部
0
人はなぜ演じるか、ではなく、演技は日本人のどのような行為にルーツを見ることができるかという、実は民俗学的な一冊。本当かどうか怪しいところも多いけど面白く読める。2018/04/17
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