出版社内容情報
宗教と科学の接点はいまどこにあるのか。生命の謎を追求する科学と禅との関わりとは? ノーベル賞受賞福井謙一氏を初めとする有名な科学者と,宗教家との連続講演を再現する。〈著者〉福井謙一,岡田節人,盛永宗興,三浦国雄,柳田充弘,藤田一郎,山科正平,入矢義高,土居洋文,溝口元,松原謙一,斎藤成也,奥野良之助,西村義信,山口昌哉
内容説明
21世紀に向けて、科学と宗教との新しい関係を模索する。いま科学と宗教との接点とは?生命科学と禅とのつながりとは?ノーベル賞受賞の福井謙一氏をはじめ一流の科学者と禅仏教者が、科学と宗教の未来、人間と現代社会について、滔々と語りかける。
目次
人間と科学の未来
宗教と科学―生命科学の時処位
是れ什麼ぞ―命の尊重とは
身外の身―道教における悟り
生命の二重らせん
脳―巨大なる空白に挑む
しなやかさとしたたかさ―細胞のすがた
明白を嫌って―強靱なる知性の行方
諸行無常の響き―老化と寿命
人の世の姿―科学と社会
人間をたずねて―ヒトゲノムの解析の意義と展望
空の世界―中立論からみた生物進化
さかなが歩いた日―魚からヒトへ
科学と禅―自然と人間の問題をめぐって
科学の最前線散策―カオスについて
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