出版社内容情報
「長い耳をもち,白い毛で赤い目のウサギ」。絵ハガキなどでよく見かけるこうしたウサギのイメージは本当なのか?著者は,野生に生きる世界各地のウサギを求めて,北海道から奄美諸島,中国奥地やモンゴル,アラスカや北アメリカまで調査を続けてきた。この本では,世界のさまざまな厳しい自然の中で生きるウサギの生活と社会をいきいきと描き出す。
内容説明
本書は、北海道日高山脈のエゾナキウサギを皮切りに、ヒマラヤ、アラスカ、中国の清海高原、モンゴルの草原へとウサギを調査してきた著者が、ここに大自然に生きるウサギの生理・生態から子育て、社会に至るまでをまとめたものである。野生ウサギの意外な素顔がかいま見られる、興味深い読物。
目次
1章 ウサギの紋章
2章 野ウサギと穴ウサギ
3章 ノウサギの耳はなぜ長い
4章 隠れるか逃げるかの選択
5章 目の開いた子と裸の子
6章 ナキウサギの歌
7章 迷路作戦
8章 ウサギが跳ねてきた道
9章 なわばりで分割される岩場
10章 草原のナキウサギ社会
11章 単独の社会と集団の社会
感想・レビュー
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