紀伊国屋数学叢書 エルゴード理論とフォン・ノイマン環

伊藤 雄二/浜地 敏弘【著】

紀伊國屋書店（1992/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 413p／高さ 22X16cm
• 商品コード 9784314005777
• NDC分類 415.5
• Cコード C3341

出版社内容情報

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（検索は9784314701341のISBNとなります）

エルゴード変換の群作用からフォン・ノイマン環を作ると，そこに可測力学系の軌道構造がもたらす非可換構造の解析が浮かび上がってくる。本書は，可測力学系の軌道同型に関連して提起されたエルゴード理論における新しい諸問題を紹介し，他方でフォン・ノイマン環に関心をもつ読者にエルゴード理論的考えを提示する。

内容説明

本書は、可測力学系の軌道同型に関連して提起されたエルゴード理論における新しいタイプの諸問題を紹介し、他方でフォン・ノイマン環に興味を持つ読者にエルゴード理論的な考え方と問題意識を理解してもらうことを意図して書かれたものである。

目次

第１章　エルゴード理論の基本の概念
第２章　エルゴード変換の軌道同型
第３章　随伴流
第４章　エルゴード変換群の同値関係
第５章　正規化変換群Ｎ〔Ｇ〕
第６章　無限直積変換群
第７章　Ｌ点スペクトルとＴ集合
第８章　３型エルゴード変換の軌道同型
第９章　無限直積変換群の随伴流
第１０章　３型Ｂｅｒｎｏｕｌｌｉシフト
第１１章　フォン・ノイマン環のモジュラー理論
第１２章　エルゴード同値関係とｖ．Ｎ．環

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[sosking]

題名の通り、エルゴード理論とフォン・ノイマン環の関係性について書かれた専門書。お値段もそれなりにする。